2013年1月5日土曜日

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(1900~1944)

箱根登山バスで仙石原の方へ登って行き ‘星の王子様ミュージアム’前の停留所で降りた。
風に飛ばされそうになりながら、ヨーロッパ風の建物や庭を見る余裕もなく、建物の中へ駆け込んだ。

メインホールでは、乗っていた飛行機のモデル。
彼の生涯や作品を400インチスクリーンで映している。
大勢の人々が静かに、1900年前半の世界に入り込んでいた。
小説家で飛行機乗りだったサン=テグジュペリのファンは、若者が多いなあ!と展示ホールを歩きながら思った。
写真を見ていて、誰かに似てるなあ?と思ったら、日産のカルロス・ゴーン社長だった。

サハラ砂漠の中継基地・生まれた町リヨンの小さな教会・町並み。

第二次大戦中にアメリカへ亡命。
1944年地中海コルシカ島から飛び立ち、マルセイユ沖で消息を絶った彼のファンは、今も世界中にいる。
小説の中で「お前自身の裁判をしなさい。それが一番難しい。他人を裁判をするよりも。」と、砂漠に住む白い狐に語らせている。
帰り際、ショップで気に入った便箋と封筒を買ったけれど、こんな可愛いお手紙を出しても失笑しないでくれる友の顔を思い浮かべてみた。

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