2010年9月25日土曜日

日本銀行本店

 日本橋三越から少し歩いたら、貨幣博物館が ある。‘物品貨幣’から始まり‘紙幣’まで、世界の様々な通貨が展示してあって興味深かった。説明して下さる方も上品だった。全て見終わってから、もう一度、江戸時代の一文銭を100枚、300枚と繋いだ銭緡(ぜにさし)を見に戻った。1689年に深川を発って、みちのくの旅に出た芭蕉翁と曾良は細かい払いは、こんな形で路銀を用意したのではないかなあ!「奥の細道」の中に「痩骨の肩に掛かれる物、まず苦しむ。」とあり、いろいろ荷物が重かったろうと想像した。博物館を出て道を渡ると、日本銀行本店がある。全ての荷物をロッカーに預ける。それでも、金属探知機がピー!と鳴る人がいた。やはり明治29年に設置された地下金庫が興味深い。もし強盗が入ったら、近くの日本橋川の水を入れて、お札を水浸しにして、持ち出し出来ないようにするはずだったらしい。現在殆んどの業務は新館に移っている。おみやげは小判のストラップ・日比谷高校の同窓会館食堂の割り箸・細かく裁断されたお札の紙屑です。


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