2012年11月26日月曜日

古布

祖母、母、自分の若い頃の着物を処分しかねて、タンスに仕舞ったままになっています。
たまには、風を通さなくてはいけないし、捨てるのには忍びないしで、困っています。
着物のリフォームに熱心な方々のフェスティバルへ出かけました。
直線裁ちの着物は、洋服に縫い直すと、一風変わった感じになる。
紋を活かしてあると「アラッ!お洒落ねッ!」という雰囲気になります。
コート・ワンピース・スカート・帯地のバッグ・ブラウス・布を裂いて織ったベスト・バッグ、小物類・布ぞうり等など出品されていた。
造った方が売っているので、説明が詳しい。「買わないけれど、作り方教えて!帰ってから作るから!」と、和気あいあいの雰囲気だった。加賀の指ぬきも出品されてあった。
針山・トンボのブローチ・ピン留め・櫛入れ・ティッシュケースを買いました。自分でも作ってみよう。
ランチは、お濠とボートを見ながら、お嫁ちゃんと‘カナルカフェ’で、ホットワインを飲みながら、パスタとピザを食べました。
この冬は、ホットワインも作ってみようと思った。

2012年11月16日金曜日

東京国立博物館

東京都美術館を出て、国立博物館の方へ歩いた。
暖かい日差しに、噴水の周辺では、三々五々くつろいでいる。靴を脱いで、陽に干している人も居て、目を逸した。
正面の本館で‘出雲の至宝展’があり、左手奥の‘平成館’で、中国王朝の至宝展’がある。
左手の緑青の屋根の’表慶館’は、一年前から閉まっています。
出雲からは、弥生時代のものと思われる‘銅鐸・銅剣・勾玉’、神像、室町時代の甲冑など多くの展示がありました。近年、出雲大社の境内から出土した‘宇豆柱’の杉の木の塊には、驚愕しました。3本を纏めて、大柱にして建てられていたようです。
平成館の方へ移動して、先ず映像で、中国の4000年の歴史をザーッと学ぶ。
夏・殷・蜀・楚・斎・魯から宋までの出土品の数々に圧倒されます。
小さいグラスで、細かい紋様を見ている人もいる。
2008年に南京の古刹の地下から出土した‘阿育王塔’が一番の目玉だった。古代インドのアショカ王が、多くの仏塔を造ったと言われる故事にちなんで名付けられたとか!仏骨や多彩な副葬品が入っていたとか!
博物館を出ると、もう3時近くなっていて、クタクタで、腹ペコだった。
‘パークサイドカフェ’で、野菜いっぱいのミートドリアとフレッシュハーブティーで、やっと人心地ついた。

生のハーブがたっぷり入っていて、だんだん緑色の液体に変わるのを見ながら、元気が出てきた。


上野恩賜公園

14日は‘埼玉県民の日’だった。
友人の書道展を見に行こうと、京浜東北線に乗ると小学生・幼稚園生とママ達で混んでいました。
公園口の改札を出ると、ぞろぞろと動物園を目指していた。
穏やかな青空で、ヾ(@⌒ー⌒@)ノ気持ちになってきた。隣の‘東京都美術館’へ向かっていると、空き地で、小学生の一団が先生の注意を受けていた。
「グループで行動する事、集合場所、時間、何かの折の連絡方法」を大声で伝えていた。
先生って、色んな子がいるから大変だなあ!

美術館の中も静かだけれど、混んでいました。メトロポリタン美術館展があるからかも知れない。


第53回書燈社展は、詩人の作品を書にするというもので、様々な想いが溢れていました。



2012年11月11日日曜日

ヴィオラ (スミレ科)

今日は、皆さんと一緒の花壇の手入れの日だった。
日曜日は雨だよ!と言われながら、午前中だけ降らないで、午後から降れば、自然の水撒きでラッキー!と言いながら作業しました。

チューリップの球根を320球・ノースポール・シルバーレース・ヴィオラを植えました。
これからの寒さにも強く、春チューリップが咲くまで、花壇を花で覆ってくれます。
パンジーは花の直径が5cm以上と大きいので、花びらが傷みやすい。
ヴィオラのは4cm以下と小さいけれど強い。


ヨーロッパのあちこちに自生するスミレの花で、愛されてきました。
夕方5時頃から冷たい雨が降ってきて、願い通りになりました。

2012年11月10日土曜日

ブルースター (ガガイモ科)

暑い間、咲いていた‘ブルースター’が、莢をいっぱい付けていました。
ブラジルからウルグアイが原産の可憐で丈夫な花です。
ベビーブルーの5弁の花びらは尖っていて、星のようで目を引きます。
それにしても9~10cmもある大きな莢なので驚きました。
熟してから、種を弾き飛ばして増える。弾ける前に取っておいて、春に種を蒔く。
茎にも毛が生えているけれど、莢も毛に覆われていた。
真ん中で切ったら、白い汁が滲んできた。試しに舐めたら、舌がしびれた。
花の色はベビーブルーから、濃い青色や紫青色に変わってゆく楽しい花です。

2012年11月8日木曜日

クランベリーのジャム

10月頃から鉢植えのクランベリーが、赤くなってきました。
早くから熟したのは、そのまま干しブドウ状態になってきたので、もいでジャムにしてみた。
汚いのを取り除いたら、50gほどしか残らなかった。
ツルコケモモといわれて、寒い地方でよくみかけるそうです。
生で食べるとまずい。砂糖漬け、ジャム、ジュースにしたり、スープにも入れるらしい。
ほんの少しだけれど、綺麗な色が出ていて満足しました。
よく晴れた秋の日の小さな幸せです。

2012年11月3日土曜日

鎌倉彫

近所のO嬢が、もう30年も続けておられる鎌倉彫の展覧会を見に行きました。
東京美術倶楽部ビルの3階であった。
明治中頃から、再び美術品の売買が活発になり‘東京美術倶楽部’が出来たそうで、平成3年に建て替えられた地上12階の社屋は、黒い石と2階以上は灰白色の石で立派だった。隣は愛宕警察署、向かいは日本赤十字社だった。
鎌倉彫一陽会は、仏師の家系から出た‘三橋彫り’を基礎にした伝統工芸品で、深い彫りと七色塗りで表現している。
友人の力作は、桂の葉を彫り込んだ‘盛り器’だった
会長三橋昌山氏の作品は芸術的な迫力があり感動しました。一番気に入ったのは、長谷川幸山氏の五つの香合(日の出松・桃・菖蒲・梶の葉・ぐみ)だった。掌に乗るほどの蓋に、繊細な彫りで、色は変化に富んで美しかった。
会場の隅では、映像で木の切り出しから、彫り、漆塗りの作業を映し出していた。気の遠くなる様な作業です。
帰りに「今日は文化の日だなあ!」と 都バスを待っていると、正面に日の丸の旗を飾ってやって来た。浜松町駅まで乗りました。

2012年11月1日木曜日

徳川園

尾張徳川藩二代藩主光友の隠居所のあった所です。
昭和6年に19代当主義親が、名古屋市へ寄付しました。
名古屋城と共に戦災で焼け野が原になったそうです。
清流、滝、渓流、池と‘小石川後楽園’によく似ている。
龍仙湖の向こうで、結婚式の前撮りをしていた。移動しながら、30cmもありそうな望遠レンズのカメラで写していた。
徳川美術館は、団体客でいっぱいでした。
秋の特別展は 「徳川将軍の御成」と 銘打っていた。
将軍による臣下への公式訪問を饗応する茶道具、美術品、武具・刀剣。書院飾り、能の面、衣装、奥道具、源氏物語絵巻、蓬左文庫。
その一つ一つが見事なものでした。
御成りの儀式をしっかりと引継ぎ、伝えることも徳川家の威信を示す手立てだったのねと思う。
外へ出て売店へ行くと、葵のご紋の入ったでっかい‘どら焼き’を大量に買い込む人がいて、つい笑ってしまった。