皮で指貫を作った。幅1.3cm×中指の周りの長さの皮を、くるりと紫のちりめんの布で包む。その上に画用紙を白いちりめんの布で包んで乗せる。二つを重ねて、飾り糸で絎けて出来上がった。
縫い物をする時の必需品だけれど、長い歴史があるらしい。中国で4500年前に絹が出来、それを縫い合わせる針で指を傷つけないように作られたらしい。古墳から出て証明されている。
海外旅行へ行くと、ショーウインドウの中の‘指貫’を探す。自分へのおみやげには小さくて軽くて安くてぴったりです。
シンガポール・香港・バンコク・北京・スイス・ドイツ・リヒテインシュタイン・フランス・イタリアと世界中の女性は縫い物をする。サルラのは、フォアグラの産地なので‘がちょう’が描いてある。ウッフィ美術館のショップで見つけたのはGINORIとマークが内側に描いてある。
指貫を作っている時に、隣の人が沢山の色の絹糸を持っていた。「加賀の指貫を習っているのよ!」と優雅に話された。真綿と絹糸でつくる‘加賀の指貫’を次回見せて頂く約束をした。
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