2012年4月15日日曜日

小学一年生

一年生になった孫に、絵葉書を出した。
本人からお礼の電話がきた。私の葉書を読み上げている。
「机の周りは、いつも整理整頓をして下さい。」と書きました。
淡い色の花びらの中に、赤い服を着た可愛い女の子が描かれた絵葉書です。
「この絵は、おばあちゃんが描いたの?」と聞いてきた。
「岩崎ちひろさんの絵だよ!安曇野にある‘ちひろ美術館’のだよ!ところで、クラスは何人いるの?」と聞いてみた。「28人!」 「ちょうど良いねえ!」と言ったら、「何んで、ちょうど良いの?」と聞き返されて困った。
1・2年生のクラスは30名以下と決まっているそうです。

終戦の翌年の4月に一年生になった私の頃は、机の間を通れないほど、生徒が詰め込まれていた。小柄な女先生は髪をひっ詰めて括って、背丈より長い竹の棒を持っておられた。
皆が騒いでいると、その度に、竹の棒を床にト~ンと突いて、「日本は戦争に負けたのですよ!」と 大声を出されて、怖かったことを憶えている。
その小学校も数年前に閉校になり、大型スーパーとマンションになったと聞いた。

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