2010年7月9日金曜日

トクサ(砥草) シダ植物 トクサ科



 六月末、夏越の祓えをして、あとの半年を乗り切ろうと、湯島天満宮の茅の輪を八文字に潜ってお参りをした。
ベンチで休んでいると梅や松の古木の周りに、枯れ松葉が敷き詰めてあるのが珍しかった。 関西では見かけるけれど。
女坂から登ったので男坂から降りて、3分ほど歩いて‘しん助’さんへ行った。入り口の設いは粋で、トクサが植え込まれてあり、打ち水がしてあった。
 緑の茎はギザギザして、昔から木工品や歯や爪を磨くのに使われてきたらしい。「女学校の時、鉛筆の芯を尖らせたわ!」と言われた方があった。身近な植物なので、陶磁器などに‘とくさ模様’として描かれていて好きです。

   打ち水にとくさの艶や深みけり   つるばみ

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