2010年7月5日月曜日

冷やし甘酒


 「子供の頃、出雲大社町生まれの母が‘梅の粕漬け’を作ってくれて、カリカリと美味しかった!」と 友人が話してくれた。
食べたことがなかったので、「今年は挑戦してみよう!」と 青梅が出回るのを待っていた。
1kgの青梅を一晩水に漬けて、アクを抜く。100gの塩で板擦りする。これを丹念にすると、実の種離れが良いらしい。掌が真っ赤になった。ザルで水きりし拭う。
板粕を冷凍して寝かせてあったので、味醂ときび糖で緩めて粕床を作った。この中へ一粒づつ埋めて漬けた。
 1ヶ月近く経つので齧ってみて、もう少しだな!と思った。粕床を冷水で溶いて飲んでみたら、なんと美味しい事!  梅の香りと酸味と酒粕の深い甘みで、「冷やし甘酒」が出来た。甘みが足りないならば、メープルシロップを足す
 神田明神下の参道左手の天野屋さんの甘酒は、‘糀(こめこうじ)’で作っておられるけれど負けてない。
 江戸時代には、‘甘酒’は、夏の季語だったと、どこかで読んだ気がした。夏の甘酒はシャキッとする。

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