2012年2月12日日曜日

節分草 (キンポウゲ科)

 節分を過ぎて、少し暖かい日があるとほっとします。
今年の寒さは厳しくて、梅の蕾もまだまだ固い。
10年くらい前に八ケ岳で‘節分草’を見た事を突然思い出した。
高さ10cm・径2cm・白い花びらに見えるのは萼です。可憐だけれど逞しい印象を受けた。八ケ岳の冬は一層寒かった。
庭で育てておられる方のことを思い出して、聞いてみました。「廣島は数日前まで雪景色で、まだ咲いていません!」と。
春はもう少し待たなければなりません。

「震えつつも節分草やたじろがず」  つるばみ

2012年2月10日金曜日

明治記念館

 三原橋交差点を少しずれた所に、シルバーメタルのベンツが点滅して止まっていた。
あまり待たせなくて良かった!と思いながら、急いで稽古バッグを後部座席に入れて、助手席に乗り込んだ。
晴海通りを真っ直ぐ走って、地下道を抜けると国会議事堂が正面に。「1時半までに入るとランチがあるから!」と明治記念館へ行きました。
遠くに絵画館の馬が見える。東宮御所の緑の森は長く続く。権田原の信号機側から駐車場へ入ると、広く止めやすい!250台止められて駐車料金はタダです。
 明治14年赤坂御所の別殿として建てられ、仮皇居時代の会食所だったという広いラウンジでパスタランチをしました。同期会の話をして盛り上がった。壁紙は色とりどりの鳳凰が飛ぶ美しく品のあるものだった。窓から広い庭が見えて「夏は外でビールも飲めて、日本舞踊も見られるのよ!」と彼女が言った。遠くに雪つりをした松が2本あり‘引き算された美しい庭’だなあ!と思った。
帰りに、両側に枯れ木立の続くゆるいカーブの坂道を下りながら「この道が一番好き!」と言った彼女の横顔を見て、そのキリリとした美しさに驚いた。高校生の頃からスタイルが良かったけれど。
 明治記念館は、今は結婚式場やパーティー会場に使われているけれど、明治40年、伊藤博文へ、大正7年明治神宮へ委譲されたと書いてありました。

2012年2月8日水曜日

オランジェット

 二日前の朝食で食べたオレンジの皮をオレンジピールにしました。
細く切った皮を茹でこぼして後、砂糖煮して、丸一日乾かす。
翌日、中ほど迄、グラニュー糖を掛けて、半日乾かす。
今日はグラニュー糖を掛けた部分を持って、溶かしたチョコレートにくぐらせた。
いつも揚げた天麩羅を乗せる網で乾かすけれど、チョコレートが網にくっついてデコボコになりました。売ってるようにツルリと仕上げるには、洗濯挟みでぶらさげるしかないかしらん?次回は、クッキングシートの上に置いてみよう!

2012年2月7日火曜日

日本シャンソン館

 夕食の折、テレビニュースでアナウンサーが「訃報です。シャンソン歌手の芦野宏さんが87歳で間質性肺炎で亡くなられました。先月はコンサートでも歌われていましたが…」と。
2008年晩秋の頃、友人と群馬県渋川市にある‘日本シャンソン館’を訪ねたことを思い出しました。

奥様のご実家の敷地へ建てて、館長をしてシャンソンの普及に努めておられた。全てパリ風で、庭の池は‘モネの池’風で、ウォーターリリーが水面を覆っていた。庭には300年の大ケヤキが紅葉し、洒落たレストランがあった。庭の隅には、白壁の蔵が残されていた。石井好子さんや友人の衣装を展示した部屋・酒場のような部屋でのコンサートでは、「雪は降る」から始まって、懐かしい曲を何曲も歌われて、「枯葉」で終わった。
声は60年代と変わらないように思ったけれど、歩くのがゆっくりなので、「年をとられたのねえ!」と、友人と小声で話した。
「遠くまでよくいらっしゃいました!有難う!」と皆なと気さくに写真に納まって下さった。
帰りに振り向くと、遠くに伊香保温泉の明かりが見えたのも思い出しました。

2012年2月6日月曜日

バレンタインデーが近づいてきた

 何だかんだと言われても‘バレンタインデー’は注目の一日です。
名古屋駅で高島屋のメインのショーウインドーを見ると、ゴチャゴチャにチョコレートが飾り立ててあった。
10Fの催し物会場には幕を張り巡らして、中は女性がいっぱい蠢いていた。私など入る余地なし!
‘チョコレート大使の逸品’が一番人気らしい。王室御用達・和菓子風・煎餅風味・京風・焼酎内蔵・動物図鑑・皆に配る用・ネクタイにチョコのタイピン・ソックス等など。
昨年はhttp://scorpion904.blogspot.com/2011/02/pierre-marcolini.htmlで、気合を入れて買いました。
今年はどうしようかなあ?
9日に友人と‘明治記念館へチョコを買いに行く’約束をした。

2012年2月3日金曜日

今日は‘鬼やらい’

 昨日の朝窓の外を見ると、雪が真っ白に積っていました。
景色が一変してしまっていた。名古屋もやはり寒いなあ!名古屋大学構内のメタセコイヤ(スギ科)の木です。
今日は、もう節分です。今夜は豆を撒いて‘鬼・厄・疫病’をこの家から追い払わなくては…!それが私の役目です。
無邪気に鬼の面をかぶって遊んでいる児を撮りました。

2012年2月2日木曜日

ノリタケの森

 地下鉄で名古屋駅の1つ隣の亀島駅から歩いて5分にある‘ノリタケの森’へ出かけた。100年前から、この則武町で作られてきた食器がありました。今は他の工業製品も作られています。
門を入ると広い広い庭園の中に、明治時代のレンガ造りの工場・噴水・ギャラリー・クラフトセンターなど等がゆったりと点在している。洋風創作料理をノリタケの食器で食べられるレストランも木立の中に。
白い磁器の洋風テ-ブルウェアーは1914年から米国へ輸出され、金盛りの絵付けも盛んに行われていた。
昭和5年から15年頃のディナーセットの素晴らしいこと!戦争中も、政府から許されて、窯の火は消えなかったそうです。
小雪がチラついていたけれど、暮らしの中の素晴らしいものを見て興奮しました。
敷地のお隣は、豊田佐吉氏が織機の改良を重ねていた初期の工場です。この辺りは物作りの人たちが集まっていたのでしょうか。