2012年2月7日火曜日

日本シャンソン館

 夕食の折、テレビニュースでアナウンサーが「訃報です。シャンソン歌手の芦野宏さんが87歳で間質性肺炎で亡くなられました。先月はコンサートでも歌われていましたが…」と。
2008年晩秋の頃、友人と群馬県渋川市にある‘日本シャンソン館’を訪ねたことを思い出しました。

奥様のご実家の敷地へ建てて、館長をしてシャンソンの普及に努めておられた。全てパリ風で、庭の池は‘モネの池’風で、ウォーターリリーが水面を覆っていた。庭には300年の大ケヤキが紅葉し、洒落たレストランがあった。庭の隅には、白壁の蔵が残されていた。石井好子さんや友人の衣装を展示した部屋・酒場のような部屋でのコンサートでは、「雪は降る」から始まって、懐かしい曲を何曲も歌われて、「枯葉」で終わった。
声は60年代と変わらないように思ったけれど、歩くのがゆっくりなので、「年をとられたのねえ!」と、友人と小声で話した。
「遠くまでよくいらっしゃいました!有難う!」と皆なと気さくに写真に納まって下さった。
帰りに振り向くと、遠くに伊香保温泉の明かりが見えたのも思い出しました。

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