10月に近江路を旅した。
比叡山の麓の門前町・坂本の町には、穴太衆(あのうしゅう)積みの石垣が苔むして残っている。坂道は比叡山に続く。琵琶湖を見下ろしながら歩いて西教寺(天台真盛宗総本山)へ行き、宿坊に泊まった。
織田信長の比叡山焼き討ちの後、築かれた坂本城の城主になったのは光秀だった。寺の総門は城門を移築。鐘楼の鐘は陣鐘だそうである。
翌朝、早朝の勤行に参加して、広い敷地を散歩した。明智一族の立派な墓や搭などもある。坂本の町の屋根に猿を見つけた。山には猿も沢山いるらしい。 「じょうびたき静かに寺の障子明く」 つるばみ
* じょうびたきは、ツグミ科の小鳥で、北からの渡り鳥。 ヒーッヒーッカッカッ と啼いた。
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