2009年8月6日木曜日

今日唄う歌

 朝食の後片付けをしていると、テレビから「黙祷!」と聞こえてきた。水を止め手を拭いて、そのままで黙祷をした。
 「ふるさとの街焼かれ、身よりの骨埋し焼土に、今は白い花咲く、ああ!許すまじ原爆を、三度許すまじ原爆を、我らの街に。」 浅田石二作詞・木下航二作曲 を 低く唄った。
 埼玉県北にある‘丸木美術館’を、息子と尋ねたことがある。まだ独身だった彼の顎は尖っていた。その日は、台風の去った翌日で、生暖かい風が強かった。
当時、丸木美術館では、原発に反対して電気料金の一部未払いのために、自家発電をしており、部屋は暗くて「原爆の図」は、一層迫力があり身震いした。建物の横を流れる都畿川は、上流からの木や泥を巻きこみながらの濁流だった。
 昨日、仕事で会った息子が、「正月は、2日からテニアン島へ 連れて行くから!」と言った。
1945年8月6日の未明、この島から B-29爆撃機 エノラゲイ が、原子爆弾‘リトルボーイ’を搭載して、廣島へ飛び立ったのだった。

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