リビングの壁紙を貼り変えた時に、時計を新しくしようと思った。
出かける度に、時計屋・デパートの時計コーナー・フランフラン・ロフト・無印良品を探したが、気に入ったものが見つからない。ある日、フラッと入った店の一角にあった時計(径30cm)に、惹きつけられて決めた。
お店の主人が、「若いもんが、イタリアから直接仕入れたのですが、意外に売れて…あと数個になってしまいました!」 と言われた。
精密機械を扱う主人には、‘ガラスの盤にカヴァーは無く、針は剥き出し、秒針のない時計’は、自信を持って薦められない気持ちだろう。
でも、ゆっくりと過ぎる時間と付き合って、永い間の習慣の奴隷になっている私に秒針は要らない。
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