秋が深まってきた頃に散歩をしていると、稀に‘烏瓜’のオレンジ色の実を見つけることがある。
庭師の入るような家とか、マンションの周りでは見かけないけれど、古びて傷んだような家に、絡みついていたりする。
見つけた時に、その家のお爺さんに尋ねたことがある。「母さん(亡くなった奥さん)が、群馬の実家から持ってきて植えた。」と言われた。「花は夜中に咲くよ。雌雄があるんだ。」と。
‘婆さん’と言われるより‘母さん’と言われる方が好もしい。
「カラスが食べに来ますか?」と聞くと「いやー、来んねエ。」と。
星野立子氏が、灯りを持って‘烏瓜の花’を見に行った時の句を作っておられる。
一夜で散る花であり ヨルガオ も 月下美人も ‘一夜花’である。写真は、インターネットから借用しました。
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