「地図のない道」 須賀敦子(1929~’98)著 を読んでいた昼下がり、「ピーイ・ピーイ」と鋭い鳴き声がした。ベランダの手摺りに黄色いインコが止まっている。そーっと近づいて、右の人差し指を出したら、首をかしげながら、指に移ってきた。後ずさりしてそっと窓をしめ、ベットに置いたらシーツを啄ばみ始めた。ザルを被せて、お猪口に水を入れて与えると、よく飲んでいる。
「セキセイインコを預かっています。」という張り紙をして、交番に届けて餌を買ってきた。「こんな狭い所だと死んじゃうぞ!」と云うので、又、鳥屋さんへ鳥篭を買いに走った。
セキセイインコはオーストラリア原産で、草食性で植物の種子を摂る。まだ、足も嘴もピンク色をしていて若いようだ。誰も引き取りに来ない。もう1ヶ月も、我が家に居る。
毎日10時と3時に小松菜を食べさせていると、幸せがやってくる気配を感じる。
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