2010年2月13日土曜日

ジャングル クルーズ

 クリアス半島を流れて、東シナ海へそそぐガラマ川の畔の村へ出かけた。もう海が近く、高床式の家の辺りでは、太陽光発電装置や川を監視する櫓をあちこちに見た。
3時のおやつに、サバ茶やサバコーヒーとバナナのてんぷらを頂く。此処でしか見られない‘てんぐ猿’が、4時ころから食事の為に姿を現すので、船(15人乗り)を出した。
川幅20mくらいでマングローブの林が茂っている。鼻の大きい雄が、子連れの雌たちとハーレムを作っている。 高い木の揺れている辺りで、葉っぱを食べたり、跳び移ったりしていて判り易いが、写真に撮るのは難しい。帰国後、友人から‘カニクイ猿’の写真を送って貰った。身体が小さいのに、尻尾が長くて可愛い。船を回している青年が、「ベッカム!」と叫んだ。‘シルバーリーフモンキー’は銀灰色の毛で覆われて、頭の毛がピンと立っているので、ベッカムと呼ばれているらしい。水牛の群れの水浴びは見られなかったが、ツバメやシラサギやカワセミがいる。コウモリも。
美しい夕陽の中を戻って、‘マレーカレー’などのマレー田舎料理や果物を食べながら暗くなるのを待った。
ちょっぴり家族の事を思い出した。
 漆黒の川へ再び船を出して、‘ホタルの木’を見に行った。船が静かに止まると、木全体がクリスマスツリーのように点滅しながら輝く。フラッシュが光ると、一瞬輝きが増す。次ぎの木を探している間には、満天の星空が迫りくる。オリオンの中央にある三つ星がよく見える。五本ものホタルの輝く木を見て、船着き場へ戻った。
 帰りの飛行機の中で、‘ホタルの木と満天の星空’が良かったねえ!と話し合った。

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