2010年3月26日金曜日

東京ミッドタウン

 地下鉄千代田線乃木坂駅から地上に出て、300m歩くと‘東京ミッドタウンへ着く。旧防衛庁跡地で、遡れば江戸時代には、長州藩毛利家の下屋敷があった。ご近所の六本木ヒルズ辺りは、上屋敷であり‘毛利庭園’という名のお庭が残されている。
 2010~11年秋冬の東京コレクションのファッションショーがあり、チケットを頂いたので出かけた。
午前中の‘荒井沙羅’さんのショーのテーマは‘変遷’。
平安時代の頃の草木染め‘黄橡染’(こうろぜん)に陽を当てていた。‘どんぐり’を煮出して染め、そこへ鉄分を加えると‘鈍色’になり、その黒が基調になっている。
好きな言葉‘つるばみ’は、この‘どんぐり’のことなので、「どうして、ここへ目を付けたの?」と ドキドキした。
黄橡の黄金色は、宮廷で着られていたようです。
 ショーの始まる直前、モデルさんが歩く場所を、数人で薄いビニール様のものを剥がした。音楽で始まり、スポットライトが当たり、黒い鏡面の床を、人形の様に真っ直ぐカメラの放列へ進む。まるで挑発する様にポーズを決めて、すっきりと戻ってくる。入れ替わるモデルさんは、違う印象のドレスを見せながら進む。
呆気に取られている内に終わって、フーッツと溜息がでた。   滅多に無い経験をしました。

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