医学博士 星野十著 「薬離栄養学」 を読んでいると、天然の薬草や食物で、病気にならない身体作りをする事を説いておられる。 様々な化学物質や薬で、身体が蝕まれている現状に慄然とする。
食事・生活をどう改善していけば良いんだろう。
心の病も、食べものが大いに関係していると言われるのも頷ける。
‘血管の掃除人’ と呼ばれる‘オリゴメリック・プロシアニジン’が多く含まれているのは、‘地中海松(白松)の皮’というデータがある。日本では、黒松・赤松の実を食べたり、葉を粉末にして飲む。モンゴル人の記者が、「子供の頃から、よく松の皮の内側を齧っていた。日本へ来てから、近頃は食べなくなって調子が悪い!」 と星野先生に話している。 興味深い話だなあ!と思った。
イタリア旅行をした折り、カプリ島で遊び、ナポリからバスでローマへ移動している時の夕陽の丘に ‘ローマの松’が浮かんできた風景を、懐かしく思い出した。
古代ローマの頃 「全ての道はローマに通ず」と言われた石を敷いた街道沿いには、地中海松が植えられている。古代ローマの兵士たちは、戦いの長い遠征から帰り、この松並木を見て 「やっと家族の元に帰ってきた!」 と喜んだことだろう。コロッセオ周辺やあちこちに聳える、堂々たる松が印象的だった。
その頃の人々は、経験から ‘松の摂取で元気’ になっていたのではないだろうか? と星野先生は仰っている。
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