2011年6月2日木曜日

ドクダミ (ドクダミ科)

 雨の中でドクダミの花が白く際立つ。白い花びらに見えるのは‘苞’で真ん中の黄色いのが、雄しべと雌しべです。4枚の白い苞を十文字に見立て、又薬効が多いという意味も含めて、夏の季語として「十薬」と言われています。
数年前「珍しい八重ドクダミだから植えてね!」と言って持って来られた方があり、そのドクダミが今年も咲いている。

 先日「きれいな花壇ですね!ご苦労さまです。草は取っても取ってもねえ!」とニコニコしながら話しかけられた。見かけない方なので、「こちらにお住まいですか?」と聞いたら、「いいえ!被災したので娘の所に身を寄せとります。」と言われた。
驚いて「津波だったのですか?」と訊ねると「いいえ!原発から20k圏内で。」と言われて答えようがなかった。
バラを切っていたのでまとめて差し上げた。「爺ちゃんの位牌を持って来てるので飾ります。有難う。」と 言われた。
 廣島に原爆投下後、草木1本生えないだろうと言われたけれど、翌春ドクダミは生えてきたと言われている。

2 件のコメント:

leaf さんのコメント...

八重のどくだみですか~
始めてみました!
ふっくらして可愛いですね

我が家のどくだみも咲き始めましたよ~
触っただけで 匂い立つこの時期が、一番薬効があるそうですね

私、子供の頃 耳鼻が弱かったでしょ
お姉さん覚えてますか~
だから よくお世話になりました

そのせいか、今でも匂いを嗅いだだけで 元
気が出るのですよ~ 

leaf

つるばみ さんのコメント...

leafさん

 珍しいですよね!葉っぱの方まで白くなっていて丸い花みたいです。突然変異っていうのでしょうかね?

 近所の中国人の指圧師の人が「これ漢方薬よ!干してからお茶として飲んでるよ!」と言っていました。

 戦前戦後の頃の子供は、良い薬もなく鼻・耳・目・皮膚の病気に苦労しましたね。子供も母親も…。

 近頃の私は、皮膚は勿論のこと嗅覚・視覚・聴覚が弱ってきまして…。