2011年6月20日月曜日

泉州の水茄子

泉州地方の‘水茄子’は、両手で握るとポタポタ水が落ちるほど水分が多く、アクが少ない。生か糠床につけて頂く。
紫陽花が美しいこの時期にだけ頂ける珍しい茄子です。初めて食べました。
爽やかな食感とかすかな甘みでした。

 茄子の原産地はインド東部といわれ、ビルマ(今はミャンマー)を経由して、中国から奈良時代に‘奈須比’として入ってきたといわれている。
子供の頃は‘ナスビ’と言っていた。

 仙台に住んでいた頃に親指ほどの小ナスの‘長茄子漬け’をよく食べました。皮が堅いけれど、しっかり漬かっていて保存食も寒い地方ならではだなあ!と感心したのを思い出した。

「梅雨のひと時だけ通り過ぎて行く季節の食感は、水茄子ならではと思う。」という美しい言葉に参りました。

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