2013年3月31日日曜日

アケビの花

近所の岡田邸へ出かけてみました。
今頃は、アケビの花が咲いているかなあ!と思って。
冬中、蔓ばかりだった棚に、花が溢れていました。
楕円の長い葉が掌状に付いている葉っぱです。
蔓状の茎は木のように丈夫でしなやか、日常生活に使う籠などを編んで、使われてきました。
96歳の奥様が、長野の実家の山から移植されたとか。
10月頃には、薄い土色の実が、沢山ぶら下がるだろう。
昔は、山の子供達の贅沢なおやつでした。

2013年3月29日金曜日

ヤハズエンドウ (マメ科)

野の草の花が、道端に元気良く咲いている。
カラスノエンドウと呼んでいる花が咲いていた。
子供の頃から見慣れた花ですが、原産地はオリエントから地中海にかけてらしくて、世界中に可愛く広がってるのね!と思った。
実は熟すと黒い種子ができて、弾けて飛ぶ。

2013年3月22日金曜日

タラの粕汁

「暑くなる前に、粕汁はどうだ?」と言われて「それもそうだね!」と 夕食はタラの粕汁にした。
テレビでは「今年は、気象庁が昭和28年に桜の満開情報を出し始めてから、2番目に早い満開です!」と言っていた。
タラ・人参・大根・椎茸・ゴボウ・春雨・葱・インゲンで、仕上げは生姜汁。黒ゴマを散らしました。
中鍋いっぱいで¥500くらい。
冬の頃のように、里芋・豚肉・コンニャクは入れなかった。
こっくりとしたトロ味は、酒粕(銘酒・賀茂鶴の板粕)と春雨に任せた。
味噌の量を半分にして醤油を合わせた。
「ヨシ!これで‘ 春の粕汁 ’になったね!」と思った。
1月末の新酒の絞りたてで出来た板粕は、馥郁たる香りがする。しばらく楽しんで、今は冷凍庫の中で寝ているが、室温に出すと酵素が生き返る。
塩麹を味噌汁に少し入れていたけれど、塩分が気になって仕方がなかった。
近頃は、気づかぬくらいに、毎日の味噌汁に酒粕を入れている。味噌と粕は相性が良い。身体や肌が綺麗になっていく気がする。

2013年3月20日水曜日

ローズマリーセイレム (シソ科)

「そうだ!このつらさは、ローズマリーの力を借りて治そう!」と摘んできた。
一年中濃い緑色で、今の季節に」紫の小花をいっぱい咲かせている。

原産地は、地中海沿岸の乾燥にも寒さにも強いローズマリー。
魚や肉の臭い消し・抗菌・防腐・リュウマチや関節炎に効く・軽い痴呆症の症状の軽減・花粉症の症状を和らげるそうです。
葉はハーブティーにして。
葉をローレルとニンニクと一緒にオリーブオイルに漬ける(10日間くらい)。
花は刻んだ小葱とブロッコリーを、ドレッシングで食べることにしました。

2013年3月19日火曜日

今年の桜

春の嵐と共に花粉を吸い込んでから調子が悪くなった。病院へ行っては、家に閉じこもっていたら、もう中庭の桜が咲いていた。
「世の中は三日見ぬ間の桜かな」 大島蓼太(1718~1787) は本当だった。

ご近所のI さんの奥様の誕生日なので、桜餅を作った。母上もご一緒にお住まいなので、喜んで下さるだろうと思ったけれど、餡20gを奮発して、25gにしたら不器量になってしまった。
何事も過ぎたるはよくない。



「明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは」 親鸞(1173~1262)が9歳の出家の折り述べたと言われているけれど、今も何かにつけて思い出す。

2013年3月12日火曜日

お疲れさん会

3月の中庭花壇の植栽は、市役所から支給された ディモルホセカ・ネモフィラ・グラジオラスの球根・ダリアの球根を植えました。
もう’紫蘭’の芽がツンツン出てきています。
チューリップの葉は、5~10cm近くも伸びてきています。雑草も元気です。
ジャーマンアイリスの枯葉や周辺の掃除。することがいっぱいあって、おしゃべりもせずに励んだ。
毎年3月には、集会室でお食事を頂く。握り寿司・デコポン・コーヒー・ロールケーキです。
Sさんから「頂き物のビールを飲まないので、飲んで下さる?」という差し入れがあり嬉しい!

今年も管理組合の理事長さんが、ポケットマネーで、明石町の塩瀬総本家の‘西王母薯預饅頭’を一箱づつ下さった。
昨年は‘春限定の花薯預饅頭’を頂きました。
http://scorpion904.blogspot.jp/2012/03/blog-post.html
「ボランティアで年中手入れしてくれて感謝しています!」と言って下さる。
西王母は、中国の女の神様らしい。桃は長寿につながるとか!
「元気で花壇の手伝いをさせて頂けるならば、こちらこそ感謝です!」と御礼を申し上げたけれど、何だか年寄りくさい発言になって仕舞ったなあ!

2013年3月9日土曜日

賣茶翁

机の上に菓子折りが置いてあり、懐かしい包み紙だなあ!と見ていて、思い出した。
仙台の賣茶翁のだった!
「仙台へ行ったの?」「うん!打ち合わせがあってね!」
30年前、夫の転勤で仙台に5年間住んだ。
子供達が中高生で、難しい年頃だった。
PTAの集まりで住所を告げると「賣茶翁の近くね!」と教えられた。
ビルばかりの中に、こぢんまりした和風の家で、敷石伝いに、よく人が出入りしていたから「何だろう?」と思っていた。
季節毎の練り切りの美しさと、深く重い美味しさを思い出す。買って帰る際、必ず「お平らに!」と、背中に声を掛けられたっけ。電話は非公開です。
お値段が高くて勿体無いけれど、中高生を宥めるように、時々食べさせた。
覚えていてくれたのだろうか。みやげは日持ちするように、汁粉とせんべいだった。
薄い皮の中の練り物は口に溶けた。

賣茶翁(1675~1763)という僧が実在し、煎茶を広め、売っていたということを、この度知りました。親交のあった伊藤若冲が、描いた肖像画が残っている。でも、包み紙の老人は芭蕉翁に見えるなあ。

2013年3月6日水曜日

タネツケバナ (アブラナ科)

道路端に、タネツケバナの白く小さな花が咲いていました。
苗代を作る前、種籾を水に漬ける頃に、花が咲くそうですが、田んぼや畑もないコンクリート道路のわずかな隙間に、5mmほどの4弁の花が咲いていました。
世界中の温帯のどこにでもある花です。
田芥子(たがらし)と言われて食用になる。
ナズナに似て美味しいらしい。七草の頃、スーパーに出ているのは、タネツケバナの事が多いらしいです。
貝原益軒の書物の中に「天は、世を捨てて暮らしている人の為に、ナズナを生じた」と書いておられるそうです。
これからは、春の草を見つけたら摘んで、お浸しにしよう。
茅花・いたどり・すいば・よめな・たんぽぽ・ふきのとう。
一昨年からヨモギを探しているが、見つけることが出来ない。
今年は、ヨモギの粉末ではなくて‘ヨモギの香りのするヨモギ餅’を作りたい。

すかんぽや路傍の石は愛読書    つるばみ

2013年3月5日火曜日

白梅 (バラ科)

ご近所のFさんが「蕨城址公園の白梅が満開ですよ!」と写真を公開された。
2月初めの頃、もう紅梅が満開ですよ!と教えて下さった。厳しい寒さの中に、紅梅が華やかに咲いていて感動しました。
http://scorpion904.blogspot.jp/2013/02/blog-post_6.html

今日は風もなく、気温は15℃もあり暖かくて、すれ違う犬の散歩の人の表情も、柔らかい。紅梅はさすがに咲き疲れて、散り染めていた。

匂ひ立つ白梅に寄り香をまとふ    つるばみ

ここの公園の梅の木々は、蕨市とドイツのリンデン市の友好20周年記念として植えられたものらしいです。
S先生のご指摘で知りました。
2年前、リンデン市の人々が凄いなあ!と思ったのは、東日本大震災から半年後、数百万円の見舞金を持って来られたことです。
そして宮城県の山元町へ、数人が直接届けられました。なぜ山元町なのかは知らない。
近所の友人は、ドイツの方々が来られると、いつも宿をしている。


2013年3月4日月曜日

ステージ

「介護予防実践運動指導員講習会」 を終了し、最後の試験も無事通過した友人が教えてくれました。
高齢化社会の為に役立つことはないかなあ!と思って受講したけれど、これからの自分の為になったと。
専門知識は勿論、プロのコーチのストレッチ・筋トレ等も充実していたそうです。
デンマークやカナダでは老後という言葉はなく、第3ステージとか第4ステージって言うそうです。
ステージって良いなあ!と感心してしまった。
いま、自分はどのステージにいるのだろうか?一生は物語?交響曲?
幕は徐々に閉まるのかしら?突然降りるのかしら?と想像して楽しくなった。
観客は何人くらい?一人ぽっちで舞台に倒れても、皆去った後だったりして?と。

先日 Face book に紹介されていた方を思い出した。

http://www.facebook.com/photo.php?fbid=10200741711130195&set=a.2970387903794.2177023.1384647064&type=1&theater

2013年3月1日金曜日

春巻き

寒気がゆるんで、野菜がよく育つようになった頃、柔らかい新芽を具にして包んで揚げたのを、中国では‘春巻き’と言うそうです。
英語では、spring  roll  と言うそうですが、中華料理は世界中にあるからなア!
今頃の料理なのね!と思いながら作った。
広東料理では、豚肉・タケノコ・黄ニラを使うらしいけれど、私は、豚肉・タケノコ・ネギの緑色・春雨・エリンギ・人参を入れた。残っている野菜を千切りにした。
黄ニラって見かけたことがない。白くて柔らかく甘いそうです。これこそ春先の野菜なのでしょう。
春巻きの皮は買って、クルクルっと巻いて作った。
食事を始めてから、150℃の油で揚げて、皮がパリパリで中が熱くてヤケドしそうなのが美味しい。
今度は、中味をカレー味にしたり、小豆餡を包んで揚げてみよう!皮も粉を練って作ってみよう!春休みが近い。