2009年11月30日月曜日

トヨタテクノミュージアム


 ‘トヨタテクノミュージアム’へ見学に行った。機械の恩恵に浴しているのに、そっち方面は、難しくて気のりしないけれど、「きっと レストランのランチは、美味しくて安いよ!」と言いながら出かけた。

 明治44年に豊田佐吉翁が、最初の実験工場を建てられた場所です。大正時代の赤レンガ造りの工場を、そのまま活用して、天井は高く、近代的にガラスも多用して落ち着いた建物で、板張りの床も多く残されている。繊維機械館には、紡機や織機の変遷が判るように配置されて、専門家が説明しておられる。緯糸(よこいと)の杼(ひ)の動きを改良していった様子がよく判った。出口には、コンピューターが指示を出し名画の布を織っていた。

 ‘金属加工技術’‘自動車館’‘材料試験室’‘蒸気機関車’‘ロボット’‘試作工場’とモノづくりの現場を若者、子供、外国人も、熱心にじっと見学している。日本語、英語、中国語の解説がいたるところにあった。   避けていないで来て良かった。

 このミュージアムの隣には、洋食器の‘ノリタケの森’があり、このあたりの町名は則武新町。‘ノリタケ’は‘則武’だったのか!と 謎解きをした気分になった。

2009年11月29日日曜日

犬山モンキーパーク




 世界の猿を集めているという‘犬山モンキーパーク’へ行ってみたいと思っていたので、願いが叶って嬉しい。子供たちも、動物園の年間パスポートを持っている程の動物園好きだ。
‘モンキーパーク’には、‘モンパ君’とガールフレンドの‘モンピーちゃん’もいる。お散歩していたモンピーちゃんと一緒に写真も撮った。
 広い敷地内には、ゆったりと猿たちが遊んでいる。テナガザルの檻は、高さ5m・長さ9m・巨大ウンテイは15mの高さで、ぶら下がったり、飛び交ったりしている。
 周囲は水掘と木道の小島に‘ボリビアリスザル’が沢山遊んでいた。島に渡って、チョロチョロしている所を撮ったけれど、うまく撮れなかった。乾パンを食べていたので、係の青年に 「どんぐりも食べるんですか?」 と聞いてみた。「いいえ食べません。固くて苦いから!」と云うことだった。
‘ワオキツネザル’も檻がなくて、沢山遊んでいる。
 中南米館は、25℃で湿度も熱帯ジャングルに近く、夜行性の猿を、昼夜を逆転させた照明で、ゴソゴソ動いている様子を見せている。
物凄い数の‘マントヒヒ’を見ながら、「やっぱり気味悪いなあ!」と思った。ここで新型インフルエンザが流行ったら、大変だろう!と心配になってきた。
 開園50周年の行事もあり、遊園地や見晴らしの良い場所に‘バラ園’もあって充実していた。 

2009年11月28日土曜日

博物館 明治村




 明治村に入村すると、すぐに‘レトロなバス’に乗って、建物などの説明を聞きながら、村の奥まで行った。
お腹が空いていたので‘洋食屋浪漫亭’で‘明治のカレー・松本楼のオムハヤシ・漱石の好きだったアイスクリン’で 腹ごしらえをして、今度は蒸気機関車に乗った。単線なので、方向転換を二人の人が行っている。蒸気が出るのが、とっても新鮮で、皆な喜んでいる。
監獄もあり、獄舎に入ることが出来るので、修学旅行生もキャッキャッと喜んでいる。
 素敵な庭の向こうに、旧帝国ホテルの中央玄関が見える。手前に‘アツバキミガヨラン(ユリ科ユッカ属)の見事な花房が咲いていた。あまりに大きいので、よく倒れるらしいが、倒れた所から、根を出して殖えていく逞しい植物です。
 今度は、京都市電に乗り終点の‘品川燈台’や‘汐留のレンガで作った迷路’で遊んだ。
村が沈んでいるという大きな‘入鹿池’には、ワカサギ釣りのボートが沢山出ている。とても一日では見尽くせないので、「又、来たいなあ!」と 思った。  穏やかな天気の一日だった。

犬山城

 犬山温泉に浸かりながら、ライトアップされた‘国宝犬山城’を眺めた。   「明日はあの城へ登ろう!」と言うと、4歳児が、「登ろう!」と、小さな拳を突き上げた。
 暦の上では小雪も過ぎたのに暖かい。宿 を出て木曽川沿いに、城の方へ歩いていると、‘首をすっきり伸ばした黒鳥’が 優雅に浮かんでいて、20名くらいのカメラマンの望遠レンズがずらりと並んでいた。
 戦国時代、天文6年(1537年)に建てられて昭和10年に国宝に指定されたそうだ。平成16年まで個人の所有だったと書いてあって驚いた。
国宝四城(犬山城・姫路城・松本城・彦根城)の中で最古の城らしく、石垣は‘野面積み(のづらづみ)’だ。階段は険しいと聞いていたけれど、私には‘彦根城’の方がつらいなと思える。
天守閣から眺めていると、木曽川を、材木や米や物資を積んだ帆掛け舟や筏がゆきかい、賑わったと思えぬほど静かな町だった。
 城を出て、だらだら下っていると、‘犬山城をバックに鵜飼いがデザインされたマンホール’があった。
 

2009年11月19日木曜日

高尾山 (599m)

 高尾山へ紅葉と落ち葉を見に行った。
前日の散々降りの中で 「明日は必ず晴れます!」 と引率のY氏が言い切って下さったので、きれいに晴れ上がった。総勢10名で出かけた。
 ケーブルカー(135人乗り)で上がって行き、トンネルの‘洗心洞’を抜け、31度18分の急勾配を上がって、‘有喜洞‘を抜けて到着。
昭和2年営業開始の折りに彫られた文字は、苔に埋もれて読めなかったので、駅の人に尋ねたら教えて下さった。「戦中戦後は、6年間停まったのですよ!」 と言われた。
女坂を登り、薬王院を抜けて山頂へ着いて、お弁当を食べた。
 遥かな山々も町もよく見える。鮮やかな色取り取りの落ち葉の中に、お面になりそうな灰色の‘朴の木’の葉っぱも混じっている。
 帰りには、‘うかい鳥山’の敷地の中を見せて頂いて、写真を沢山撮った。

2009年11月12日木曜日

大地の恵み


 中学生の時の友人から、家庭菜園の取れたての野菜を送って貰った。ダンボールを開けると、有機農法で育てた数々の野菜が入っていた。手間を掛けた品々を前に胸が熱くなった。
 紅色の根っこのほうれん草・博多の雑煮に欠かせない‘かつお菜’・花柚・甘柿・艶々のナス・太ったさつまいも・美しく紅葉した柿の葉が数枚。ヤーコンとフェイジョアの食べ方のレシピ11枚。
 アンデスの秘境 ビルカバンバ 村で食べられているという‘ヤーコン’。初めて出会う‘フェイジョア’がある。
すぐにヤーコンを水洗いして、皮のまま齧った。瑞々しい優しい味がした。サイコロに切ってメイプルシロップをかけると‘水菓子’。又、千切りして胡麻油で炒り、オイスターソースで味を付けて、胡椒と摺り胡麻をまぶしたら 「これいけるよ!」と言った。明日は、かき揚げにして、ハーブ塩をかけてみよう。
5cm程の‘フェイジョア’は深い緑と可愛い形。マダカスカル島のアイアイの様に、両手指で持って齧った。残りの200gは皮つきのまま輪切りにして、同量のリンゴ酢と氷砂糖に漬けた。柿の葉は、水分を飛ばしてパウチして栞にしよう。秋の恵みをこんなに重く受け止めたのは久しい。

2009年11月8日日曜日

Octopus (八達通)

 10月のカレンダーの‘October’ のスペルを眺めていて ‘Octopus’ を思い出した。香港のICカードの名前で、バス・電車・フェリー・地下鉄・ケーブルカー・九龍鉄路に乗れる。
数年前、ご近所のW氏の引率で、香港へ八名が4泊5日の旅をした。
ホテルに着くと、早速、地下鉄の駅へ行き、パスポートを見せて‘Octopus’ を購入した。65歳以上は、観光客も半額近くになると聞いて、便利だと皆で喜んだ。
65歳以上を 「長者」 と表示してあって面映ゆかった。
 1997年、ソニーが開発した‘Felica’ を採用して、香港は世界で始めてICカードを使い始めた。旅の終りにカードを返して、未使用の残金を受け取った時も嬉しかったなあ!
 香港の商店には、必ず「毘沙門天」の立像が店頭にあった。大きな宝石店には、見上げるような立派な像が、間口1間の細長い果物店には、それなりの像が、茶葉店にも高級そうな彫り物が、洒落たショッピングモールにも、花々に囲まれてあった。
北方を守る神として、土産物店で高さ10cmのものを求めた。今も玄関で、我が家を守ってくれている。英会話クラブの方々と行ったのに、私は一度も、英会話をしなかった事も思い出した。

2009年11月4日水曜日

イヌタデ(犬蓼) タデ科

 散歩をしている時、排水溝から、陽を受けようとして逞しく背丈を伸ばしている‘赤まんま’を見つけた。今日の誕生日の花である。子供の頃には赤飯に見立てて‘ままごと遊び’をした。
 赤い粒々は、5枚の花びらが閉じている状態です。集まって花房を作っている。
以前栃木県の「藍工房」を尋ねた折りに、庭に咲いている‘藍の花’を見てそっくりなので、ずーっと同じ植物だと思い込んでいた。葉も似ているし。
花言葉は 「貴方のお役にたちたい」 なんて健気なんだろう!

      「赤のまま葉っぱの皿が茣蓙の上」    つるばみ

2009年11月1日日曜日

「ベリー公のいとも華麗なる時祷書」

  カレンダーも後2枚を残すのみとなった。今年のカレンダーは、「ベリー公のいとも華麗なる時祷書」の暦頁のものを楽しんだ。
 中世フランスの王族べりー公ジャン1世(1340~1416)が作らせた豪華なもので、今はフランスの国のものである。日付に‘聖アンドレ’とか‘聖女マルガリタ’と書いてある。その日に産まれた子の洗礼名となるらしい。私の誕生日には‘万聖節’とあった。全ての聖人と殉教者の日で収穫感謝祭の日です。前夜は精霊や魔女の現れる‘ハロウイン’です。
11月の上の星座の描かれた部分に、さそり座と射手座が描かれている。下3分の2には、農民が棒を樫の木に投げて、どんぐりを落とし豚が食べている。番犬が見張っている。
毎月の絵には、王族の豪華な衣装・いくつもの城・美しい礼拝堂が描かれていて、その手前には、重税に喘ぐ貧しい農民達が働く農園の様子が、細かく描かれている。解説がとても興味深かった。
 来年のカレンダーは、どんなのにしようかなあ!