2009年11月1日日曜日

「ベリー公のいとも華麗なる時祷書」

  カレンダーも後2枚を残すのみとなった。今年のカレンダーは、「ベリー公のいとも華麗なる時祷書」の暦頁のものを楽しんだ。
 中世フランスの王族べりー公ジャン1世(1340~1416)が作らせた豪華なもので、今はフランスの国のものである。日付に‘聖アンドレ’とか‘聖女マルガリタ’と書いてある。その日に産まれた子の洗礼名となるらしい。私の誕生日には‘万聖節’とあった。全ての聖人と殉教者の日で収穫感謝祭の日です。前夜は精霊や魔女の現れる‘ハロウイン’です。
11月の上の星座の描かれた部分に、さそり座と射手座が描かれている。下3分の2には、農民が棒を樫の木に投げて、どんぐりを落とし豚が食べている。番犬が見張っている。
毎月の絵には、王族の豪華な衣装・いくつもの城・美しい礼拝堂が描かれていて、その手前には、重税に喘ぐ貧しい農民達が働く農園の様子が、細かく描かれている。解説がとても興味深かった。
 来年のカレンダーは、どんなのにしようかなあ!
 

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