犬山温泉に浸かりながら、ライトアップされた‘国宝犬山城’を眺めた。 「明日はあの城へ登ろう!」と言うと、4歳児が、「登ろう!」と、小さな拳を突き上げた。
暦の上では小雪も過ぎたのに暖かい。宿 を出て木曽川沿いに、城の方へ歩いていると、‘首をすっきり伸ばした黒鳥’が 優雅に浮かんでいて、20名くらいのカメラマンの望遠レンズがずらりと並んでいた。
戦国時代、天文6年(1537年)に建てられて昭和10年に国宝に指定されたそうだ。平成16年まで個人の所有だったと書いてあって驚いた。
国宝四城(犬山城・姫路城・松本城・彦根城)の中で最古の城らしく、石垣は‘野面積み(のづらづみ)’だ。階段は険しいと聞いていたけれど、私には‘彦根城’の方がつらいなと思える。
天守閣から眺めていると、木曽川を、材木や米や物資を積んだ帆掛け舟や筏がゆきかい、賑わったと思えぬほど静かな町だった。
城を出て、だらだら下っていると、‘犬山城をバックに鵜飼いがデザインされたマンホール’があった。
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