2009年7月30日木曜日

アチナシアの花 (キク科)




 末の妹は、オタワに住んでいる。先日、庭のアチナシアの花(左の写真)を、メールに添付して送ってくれた。
大反魂草(おおはんごんそう)(右の写真)に、よく似ている。咲き進んでくると、花の中心が盛り上がって、花びらが反り返る。
「アチナシアの茎と葉を刻んで、干しているので、そのうち送ります。煎じて飲むと抵抗力をつけて、風邪のひき始めには良いのよ。緑の葉は、刻んでスープに入れると、ストレスや疲れを和らげてくれるのよ。アメリカインディアンは、昔から傷薬として、万能薬として、使ってきたそうです。今、ラベンダーのポプリも作っています。」と、便りに書いてある。
 大反魂草は明治の中頃、日本に入って来て、外来生物に指定されている。北米原産の多年草で、北海道の牧草地に、逞しく咲いている。園芸種のルドベキアは、この種とか。
昨年、花壇にルドベキアを植え付けたが、今年も3月頃から新芽が出てきて、天に向かって火焔のように咲いている。
 大反魂草の名の由来は、「死者を甦らせる」 とか…。

2009年7月24日金曜日

冷やし中華

 漫談家の綾小路きみまろさんが、3000人の観客をドッと笑わせていた。「ねえ!どうすんの?お昼!醤油?味噌?」 たったこれだけのフレーズで、皆一斉に身につまされている。
 でも、夏のお昼は、冷やし中華でしょう!冷蔵庫に残っている諸々のものを、千切りにして載せる。
麺は、よく洗って、よく水を切って、一度焼いて香りをたてたゴマ油をまぶすのが好きです。

2009年7月18日土曜日

SPF50+・PA+++

 最強の日焼け止めの数値を表しているというので、この日焼け止めクリームを買った。各化粧品会社とも、使い心地と日焼け止め効果を謳っている。今更だけど、どれが良いのか迷ってしまう。
 紫外線を撥ね返す‘シクロペンタシロキサン’が入っているらしい。顔・首・腕・手の甲・サンダルの時は、足の甲も塗る。「耳も耳の後ろも塗って下さい。忘れる人が多いです。」と言われた。
 「怪談」 小泉八雲著 の ‘耳なし芳一’ を思い出した。耳にお経を書き忘れた琵琶法師の怖い世界!
でも、今以上に日焼けして、シミが濃くなって、増えるのも怖い話!


2009年7月16日木曜日

柚子胡椒

 博多の町で、おうどんに添えられていた‘柚子胡椒’に出会った。
初めて出会った香辛料!柚子の皮と青唐辛子をみじん切りにして、塩と柚子の汁で、味が調えられている。
初めて!というと興奮する質だが、受け付けない人もいる。一応、受け付けるが、心は許さない 人もいる。
 柚子胡椒には、病み付きになっている。何にでも、ちょっと使う。今朝は、冷奴を柚子胡椒で食べた。大分県と福岡県にまたがる英彦山の山伏の間で、永く受け継がれてきたそうである。
 以前、山奥の寺で豆腐を頂いた時に、山の山葵(わさび)が添えられていた。それ以来、薬味は山葵(チューブの)だったけれど、柚子胡椒に宗旨変えした。

2009年7月13日月曜日

がん検診

 今年から、市の検診が大きく変わって‘がん検診’は、実施機関に個別に、直接申し込んで受けられるようになった。一般検診は別にあるけれど、金額によって、簡単なものと、精密検査とがある。色々選べる。
早速、子宮がん検査(頸がん・420円、体がん・420円)を受けた。どちらか一方だけでも良い。市も様々な人のニーズを考慮しているなア。私は両方を受けたが無料だった。母は60歳の時に、子宮がんで苦しみながら亡くなっている。
 「今年は、大腸がんの検診を受けてね。」と言ったら、「嫌だ!」と云う。「検便は痛くないよ!」「知ってる、恥ずかしい!」 と のたまふ。
 小学生の頃、毎年、学校で検便をしていた。アメリカさんの指示だったのだろう。その度に大騒ぎになった。マッチ箱を提出してから、忘れた頃になって、先生が、「○○君・△さんは、回虫がいました。薬をあげますから、家で飲んで下さい。」と言われた。「回虫がいなくて良かった!」 と胸をなで下ろしつつも、泣きながら帰るkちゃんを、皆で囲んで、黙って帰った日の事を思い出す。

2009年7月11日土曜日

アガパンサス・アフリカヌス (ユリ科)




 
「今年は咲かないのでは?」と思っていたのに、6月中旬から株の真ん中から、五本の茎が上がってきた。昨年7月に株分けしてもらい、運んできた。長く太い球根が増えるので、広くて、乾き気味の場所へ植えた。アフリカ原産で丈夫なので植えっ放しで大丈夫らしい。
和名は‘紫君子蘭’と呼ばれていると聞いた。梅雨のどんよりした空に向かって、1mも茎を伸ばして、爽やかな空の色だ。白色もあるらしいが見た事がない。お昼頃、インド人の親子連れがアガパンサスを見ながら話していた。インドでも咲くのかしら?

2009年7月7日火曜日

 一年半ぶりに、眼科へ眼の検診に行った。視力測定、眼圧、眼鏡と合っているか、調べてから、先生が「白内障の目薬を注しますか?」と言われた。「白内障になっているんですか?」「まっ!これ以上進めない為に。一日四回ね。」と言われた。これは忙しい!
「眼鏡のレンズは、三年くらいで変えてね。」とも。
63歳で退職して以来そのままだった。
 帰り際に、受付で、栄養機能食品(ルティン・ミネラル・ビタミン5種を含む)を買った。それから、目薬を受け取る調剤薬局で待っている間に、棚の‘八ツ目ウナギ’の缶も、買いたくなったけれど我慢した。
 先週、本棚を整理していて、「眼の壁」 松本清張著 を見つけた。整理する前にもう一度読んでみようと思って読んだ。臨場感とぐいぐいと引き込んで、読者をひき回す力、凄いなあ!最後に、主人公は、銀座の裏通りを歩きながら、「眼に映る事が現実なのか。実際の現実は、視界の彼方にありそうだ。眼は、それを遮蔽した壁を眺めているにすぎない」と言っている。
   そして、 「幻の女(ひと)と行く夜の花八つ手」 清張  の句で締め括ってあった。

2009年7月5日日曜日

鰻の食べ方

 名古屋から帰る日に、栄町で ‘ひつまぶし’を食べた。お昼時は、行列ができるというので、11時開店と同時に、趣のある店内に落ち着く。食べ方を書いたのを読んでいると、まもなく立派な角盆が出された。お櫃にご飯・鰻・きも吸い・薬味(越津ねぎの小口切り、刻み海苔、わさび、山椒)・たれ・だし汁・香の物・メロンと豪勢なものだ。
鰻を一切れ食べると大変香ばしい!これが、直焼きの美味しさなのか!1cm幅に切ってあると食べやすい。山葵やねぎと合うなんて知らなかった。最後に、白醤油で仕上げた出し汁をかけて頂いた。
 娘が席をはずしたすきに、10ヶ月の児に、「さあ!生まれて初めての味よ!」と 言いながら、少しだけ鰻を食べさせた。モグモグした後、首を伸ばし、口を開けて待っている。まるで燕の赤ちゃんそっくり!もう少し食べさせた。「さあ!仕上げは、かつお出しの汁よ!」と。お茶漬けの出し汁もペチャペチャと。嬉しそう!
 帰りの新幹線の中で、「大丈夫だったかなあ?」と 心配になったけれど、何も言って来なかったのでホッとした。
今夜は‘ひつまぶし’を真似た夕飯だった。今夜の月は満月に近い。

2009年7月3日金曜日

くちなし(梔子) アカネ科

 スーパーからの帰り道、傘をさして歩いていたら、くちなしの花が白く咲いていた。じっと見ていたら、渡哲也の歌が浮かんできた。
「小さな幸せ それさえも 捨ててしまった 自分の手から くちなしの花を 花を見るたび 淋しい笑顔が又浮かぶ…」(水木かおる作詞) 
 可哀想なくちなしの花!  「うちへいらっしゃい!」と 言いながら、一枝手折った。
映画‘旅情’を思い出して、ヴェネチアで求めた小さな壜に生けた。 枕元の棚においたら、良い香りがして眠りを誘う。そろそろ純白の花びらも錆びてきたが、まだ匂う。
 くちなしの実は、4cmくらいで防錘形、黄赤色をしている。布・たくわん・くり等を染めるけれど、中国では、‘気持ちを落ち着かせる薬効がある’ として漢方薬に使われる。

2009年7月2日木曜日

巨大地下放水路


春日部市に出来た地底50メートルを貫く地下放水路を見学に行った。ご近所のYさんが、12名の予約をして下さった。写真はYさんのです。
 昭和40年代に10年余、春日部市に住んでいたが、田んぼを埋め立てた新興住宅地は、自然が残っていて、子供達には良かった。れんげ畑、せり、タナゴ、ざりがに、白鷺、蛙、など沢山いた。土地の人は「この辺りは、雨になると、水が退かなくてなあ!キャサリン台風の時は、10日以上も孤立したよ!」と言っていた。皿状の地形、河川の勾配がゆるく、大雨になると、水位が下がらない。
 深さ70m、内径30mの立抗を5本掘って、6本の河川から水を集め、地下水路は国道16号の地下を流す。そして江戸川に放水する仕組みになっていた。
階段を120段降りて行くと、気温16度。地下水槽を支える柱が59本もあり、圧倒された。
地下を掘っている時に出てきた様々な貝は、何億年も前には、海底だった事を証明しているという。20cmもある2枚貝や、5㎜くらいの巻貝、今はもういない貝等がたくさん展示してあった。国土交通省の大規模な仕事を見学したのは初めてだった。凄いなあ!男性的で感動!
 良く晴れた日には、ここから富士山が見えるそうだ。

2009年7月1日水曜日

高齢者講習

 埼玉県公安委員会から通知が来た。ギクリッ!として、急いで開けて見た。 気付かぬうちに、スピード違反を撮られたか?と思ったから。
「免許証更新期間が満了する日に、年齢が70歳以上の方は‘高齢者講習’を受けねば、更新が出来ません。」 という知らせだった。
 早速、15年前免許を取った近所の自動車教習所へ予約を入れて、3時間受講した。費用は、¥5800.だった。事故のビデオ・実地運転・視野測定・夜間視力測定・運転の反応の正確さ、速さ、むら、ハンドル操作のテストをした。教官と受講者 3人が1チームになって行った。83歳のお爺ちゃまが一番冷静でしっかりしておられた。実地運転で、縁石に向かって、急発進と急ブレーキを3回練習させたのは、アクセルとブレーキの踏み間違えを意識させる為だったのかな。
 緊張し、充実した3時間だった。75歳を超えると認知症のテストが加わるとか。最後に、立派な‘終了証明書’を頂いた。
 私が今、一番怖いのは‘高速道路での逆走’である。