2009年12月24日木曜日

搗き餅

 毎年恒例の餅搗きが、第一日曜日に終わった。
各戸に配る餅は、役員の方々が会議室でパックして下さる。中庭で、もち米を蒸し上げて、何臼かを皆で搗く。以前は子供達の参加も多くて、「搗いてみるか?」と交代でちょっと搗いてみたりした。「子供達が出てこないねえ!」と皆で話した。
‘晴れの日’に餅は欠かせない。鏡餅・雛祭りの菱餅・桜餅・柏餅・誕生餅…。
 45年前、東京へ来て、初めて‘のし餅’を買う時に、「これをどうすればいいんだろう?」 と思った頃が懐かしい。生まれてから、ずーっと丸餅で、茹でて雑煮に入れていたから…。  あの頃の餅は、よく伸びた。
 正月には、‘花びら餅’が欠かせない。平安時代には宮中の‘おせち料理’の一つだったらしいけれど、今は、美しい生菓子です。‘初釜’の時の菓子としてかかせない。白味噌餡・甘煮の細い牛蒡を求皮で包んである。ほんのり桃色の餡が透けて見えて、それは美しい!
 餅搗きの日には、写真を撮ろうと思っていたのに、釜を焚いたり、餅つきを見たり、‘からみ餅’を食べたり、皆とおしゃべりしていたら、臼も杵もきれいに洗い上げられていた。

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