2011年2月18日金曜日

福寿草 (キンポウゲ科)

 植物園の講座室を出てだらだらと坂道を歩いていると、荷物とコートを散らして置いて、写真を撮っている人がいた。三脚を低くして‘福寿草’を撮っている。
空に向かって黄金色の花が咲いている一劃があった。茎や葉が伸びてきている。古典園芸植物で1月1日の誕生日の花。
 その人は突然綱を跨いで入り、枯れ草の上に身を投げ出した。びっくりしてみていると、カメラを地べたに置いて少し動きながら撮っている。こういうのを‘匍匐’というのか!と感心した。
「良い位置から、気に入った角度で撮りたいんだなあ!」と 思った。
‘福寿草とおじさん’という題で撮ろうと思ったけれど、邪魔しちゃ悪いので帰った。

   福寿草這ひて近づくカメラマン     つるばみ

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