2012年2月25日土曜日

二木屋

北浦和駅西口を出ると、けやき並木の道路が真っ直ぐ埼玉大学の方へはしっています。駅から10分くらい歩くと‘二木屋’が、住宅地の中にありました。
昭和10年建築の家を政治家小林英三が買取り増築し、パーティーに使っていたそうですが、現在は牛肉懐石料理の店で、‘雛の家’として国登録有形文化財に指定されています。
敷地内の別棟には、「まあ~」と声をあげるくらい飾られていて、孫のご当主・小林玖仁男氏の説明は興味深く、盛りだくさんで面白かった。
(3月2日NHKの金曜バラエティに出演されるそうです。)


三人官女は‘眉を落としたお歯黒女房・眉の剃り跡も青い若い女房・生娘’という解説が可笑しい!
子供が生まれると、災いや病気や厄を人形に移すという思いで、人々は人形を作ってきたとか。一年間災いを一身に受けて子供を守ってくれた人形は、川へ流して‘流し雛’に。
上流階級は贅をつくし、庶民は土で紙で布で作ってきた。
尽きない話は大広間に移っても続き、食事を頂きました。欄間の尾崎咢堂の額も素晴らしい。
庭の池には雛が乗った舟が…。
箸付 (香梅豆腐・土筆・山葵・うま汁)
前菜 (鮟鱇肝煮・菜の花辛子和え・サーモン絹田巻き・錦玉子・鱈子煮凍り)
珍しく風もなく暖かい一日でした。

0 件のコメント: