2012年8月27日月曜日

青年

1週間くらい前のこと。
松本からの帰り、昼頃に茅野駅に降り立った。
そこからアートランドホテルの‘マリーローランサン美術館’へ寄って帰るつもりだった。
バスの待ち時間が1時間あったので、周辺をブラブラしていた。
素晴らしい建物を見つけて、きょろきょろしながら「何だろう?」と中へ入ると‘茅野市民館’だった。
古谷誠章(建築家、早大教授)氏の設計です。
美術館・コンサートホール・マルチホール・レストラン・図書館があり、お洒落で、周辺の風景との落差に驚きました。
駅からすぐ入れて、図書館の横の廊下はスロープで、前面ガラス窓から駅舎と線路が見える。
卵形のトイレが廊下に二つ並んであった。面白いので、グルリと回って、線路を入れて撮っていたら、青年が話しかけてきた。
「驚きますねえ!」「いろんな意味で驚いたわ!」と正直に答えた。濃赤のカメラを褒めてくれた。
彼は、研修会への迎えのバスを待っていると話した。「後30分あるので、立ち食い蕎麦を食べるつもりです。」と言うので、付き合った。何十年振りの立ち食い蕎麦!
冷やし蕎麦に山菜の単品(150円)をのせるというので、各自チケットを自販機で買った。立派な木のテーブルと椅子があったので良かった。蕎麦も山菜も、とっても美味しかった。
お喋りしながら、大急ぎで食べて時間だ。「お皿は置いといていいよ!早く行きなさい」「じゃあ さようなら!」と飛び出して、去った。
おっとりした風貌だなあ!と思ったら、有名な中高一貫校からN市大の医学部の5年生だと言っていた。これから苦労しながら、個性的になるのだろうなあ!
ホテルは一年前に倒産し、美術館の作品は、所有者の許にあり、時々貸し出されているそうです。「よく調べて出かけなければ駄目だなあ!」と反省しながら、公営の温泉に入ってから帰った。

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