2010年6月24日木曜日

アヴェロンの真珠 コンク









 
アヴェロン県は3割近くが森林で、人口密度は1km2に30人。南に位置しているが雪も降る。交通の便が悪くて、村はそのまま残されていった。
タルン川渓谷にあるコンク村の人口は、冬は80人で夏は800人になるとか。修道院は発見された聖遺物や宝物を集めていて、聖遺物は真珠・宝石などで飾られていた。
11世紀にサント・フォア教会を建て、巡礼地として栄えていった。帆立貝の紋章が、村のあちこちに貼ってある。
教会の中に入ると、「何か違うなあ!」と 感じたけれど、写真を撮っていて気づいた。
暗い中に浮かぶ美しい色のステンドグラスではなくて、白灰色に濃灰色の線が配されたガラスで、近代的な美術館のように思えた。
文化省の依頼で、村に縁のある抽象画家ピエール・スラージュ(1919~)の製作による窓だった。
 ジャン・アンリ・ファーブルは、アヴェロン県の村で生まれ育った。4歳~7歳まで祖父母のもとで大自然に囲まれ育ったそうです。「昆虫記」を児童書で読んで、‘フンコロガシ’のことを初めて知ったことを思い出しました。

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