2010年6月29日火曜日

カルカッソンヌ



 ヨーロッパで最大の中世の城郭が残るカルカッソンヌへきた。
丘の上の11世紀に建てられたコムタル城は、街の何処からでも見える。
電動の遊覧車で登った。大きな石垣が幾重にも築かれた要塞です。‘カタリ派’と十時軍の攻防で破れてから荒廃していった。19世紀に入って修復が始まっている。
今は、旧住居地の方には芸術家達が移り住み、城郭内には博物館もある。教会に入るとロシアからの男性聖歌隊の澄んだ賛美歌が聞こえてきた。座って暫らく聞き入った。
この城は、ケビンコスナーの「ロビンフット」のロケ地になったそうだ。ごつい石の連なる城壁で、長い戦いにも耐えただろう。歩いている時に、この険しさは八達嶺に似てるな!と思った。夜は一晩中ライトアップしているので、ホテルの窓から撮った。

 町中ではミディ運河が遊覧船を移動させていた。19世紀になって、鉄道が出来るまでは、大西洋と地中海を結ぶ240kmの重要な輸送ルートであった。
徴税使 ピエール=ポール・リケの発案で、ルイ14世の国の事業となり、リケも私財を投げ打ったそうです。
ジブラルタル海峡を通る通行税は高く、海賊も出るし、時間もかかったそうです。。
運河ぞいには、プラタナスや糸杉の並木が続いて遊歩道も楽しめる。

0 件のコメント: