2009年2月17日火曜日

ラ・トラヴィアータ(道に迷った女)

 東京文化会館へ、二期会の「椿姫」を見に行った。オペラの事は何も知らないので、これまでオペラ一筋に鑑賞してこられたAさんに連れて行って頂いた。チケットを手にしたのが半年前で、少し予備知識も仕入れた。お話もいろいろ伺って楽しみにしていた。
 アレキサンドラ・デュマ・フィスの小説「椿の花を持つ女」を読んで、彼の実体験の恋の物語だとも知った。パリの高級娼婦ヴィオレッタとプロヴァンスの資産家の息子アルフレードの恋は、結核と父親に拠って、秋から冬の短い間で終わってしまう。
 音楽とプリマドンナのソプラノに酔っているうちに、3幕目も感動的な盛り上がりの中で終わった。Aさんは何度もご覧になっているので、「舞台装置、衣装、照明とテノールの方の声の伸びがチョッとね。いつも最後は涙が零れるんだけれど…」とおっしゃったけれど、私は舞台の両脇に浮かび上がる字幕に助けられて、よく判り泣いてしまった。
 ヴェルディの曲は、優雅で身体の中にしみこんでくる。東京フィルハーモニー交響楽団の演奏も素晴らしくてジーンとした。「一年に一度で良いから、又御一緒させて下さいね。」と Aさんにお願いした。

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