2008年12月29日月曜日

アップルタルト

 12月に入ると、りんごの戴き物が増えて、嬉しいけれど食べるのに追われてしまう。以前は、アップルパイをよく焼いたけれど、食べてくれる子供達が、いなくなって焼かなくなった。高校生になっても、夫々自分の分け前に‘ツマヨウジ’で、旗を立てて目印をつけていたっけ!
 タルト型を買ったので、久し振りに焼くことに…。インターネットでレシピを出して見ると、様々なアップルタルトが出てきた。その中から易しそうなのを焼いてみた。

2008年12月28日日曜日

45冊目の家計簿


 来年は、45冊目の家計簿をつけることになる。こんなに月日が経ったんだ!と驚く。初めて手にしたのが、つい先日のような気がする。
 この家計簿は、羽仁もと子(1873-1957)氏が105年前に考案されたもので、母もつけていた。創案者の言葉として、「一家の経済は決して私事ではありません。簡素でありながら、社会も豊富に。」と書かれてあり、新しい不安な暮らしの中で感銘を受けた。 この先何冊くらいつけるのかなア~

2008年12月24日水曜日

オリーブの新漬け


 小豆島のオリーブ農家では、10月、11月がオリーブの実の収穫期です。採ったばかりの実を塩漬けにした日本風の漬け物を、とても気に入っている。自然で、こくのある味に作るまでに、大変なご苦労があったようで、外国の瓶詰とは全く違う味。一日五粒をゆっくりと食べる。
 朝は、濃紫に熟れた実のヴァージンオイルに、塩・胡椒して、パンにつけて食べる。「一日大さじ一杯のオリーブ油は、健康に良いですよ!」 と 日野原重明先生が、書いておられた。

2008年12月23日火曜日

プラネタリュウム

 (戸田市こどもの国)へ 遊びに行こう!ということになって 出かけた。 公園に近づくと、球形の屋根が見えてくる。公園のあちこちに、3メートル近くもある怪獣が何匹もいる。もう、それだけで子供達は大喜び。プラネタリュウムは、児童館の中にある。
 事務所で入場料大人100円を払って、ゆるい坂になっている廊下を上がって入る。お客は少ないけれど、暗くなったら、もう自分だけの世界だ!始まりは、宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」の朗読から入って、だんだんと皆も銀河鉄道に乗って夜空へ。冬の星座の話、ギリシャ神話、いいなあと思っているとだんだん眠くなってゆく。45分間の夜空の旅。終わったなと思って、「退屈しなかったね。」と言ったら、「よく寝てたよ!寝言も言ったから、皆で笑ってた!」 と笑われた。「プラネタリュウムって、夜になるからねえ!」 と 言い返した。
 公園でしばらく遊んで、車を止めていた病院の駐車場へ戻ったら、出口で(800円)と表示が出た。「入院している人のお見舞いという事で、タダじゃないの?」 と私が、いい加減な事を言っていたので、うろたえてしまった。ボーっとしていたら、(1000円を入れて下さい。おつりが200円出ます。)と表示が出た。「1万円札しかないんですけど!」と言いながら、1000円札を入れた。 慌てないように、ゆっくりと車を出した。

2008年12月20日土曜日

カメオ

誕生日のプレゼントとして、家族からカメオ(1920年代のもの)を贈られた。私は、うさぎ年(野うさぎ)生まれで、さそり座(scorpion)です。
 ポンペイのカメオ工場を見学した時、工房の職人さん達に混じって、長い黒髪の女性が、俯いてカメオを彫っていた。黒髪から覗く横顔は、紛れもなく美しい日本の女性だった。「この人魚姫は、カメオに恋をして、故郷を捨てたのね!」 と思った。その工房で売っていたカメオは、大変 お高くて、私には買えなかった。  カプリ島で‘カメオを彫る貝’ を、2ユーロで求めた。

2008年12月19日金曜日


 今年の悲しい出来事は、六月にターシャテューダーさんが、93歳で亡くなった事です。
バーモント州の南部の町の森の自宅で、家族や友人やコーギー犬やメンドリや猫や小鳥に見守られながら亡くなられた。ターシャさんは、100歳でも200歳でも、森の家で生きておられるように感じていた。
 来年の夏には、ターシャさんの庭を見に行きたいと思っていた。

2008年12月18日木曜日

シルバー人材センター

 18年間働いた職場を、63歳の時に退職した。ハローワークへ通ってから後、2年間かけて 「奥の細道」を辿る旅をした。
 退屈な毎日になって、‘シルバー人材センター’の事務所を訪ねてみた。「私にできる仕事があるでしょうか?」 「あるよ!仕事を選ばなければね!」 「どんなお仕事ですか?」 「草取りだよ!草取り!」
 数日考えて、‘中庭の花壇(74m2)’ の草取りをしようと決めた。以前は、造園業者が世話をしていたが、「住民の手でしましよう!」 という事になってから、花壇は草茫〃になってしまった。草取りを始めたら、花壇の仲間が増えてきた。
 或る日、通りすがりの人に声を掛けられた。 「いつもご苦労さまね。大変でしょう?シルバー人材センターの人でしょう!」 と。

2008年12月16日火曜日

石蕗明り(つわあかり)


 つわぶき(キク科)の葉は、一年中濃い緑で、艶々です。 地味だけれど、地味だから好きだ。
 自転車置き場の裏に植えられていた‘つわぶき’が増えに増えたので、株分けしてあちこちに移植した。晩秋から初冬にかけて、黄色い花があちこちに咲いています。
 若い頃、日南海岸の崖に群生している‘つわぶき’が、一面に咲いているのを見た。太平洋の群青の大きなうねりに面して可憐に見えた。もう冬だったのに、「タンポポの花だあ!」と 叫んで笑われたっけ。
 黄色い花は、陽が暮れてもパッチリと咲いている。その昔、夜の街に闇があった頃、暗闇に明るく咲いている‘つわの花’は、灯りを点したように見えたのでしょう。  ‘石蕗明り’という言葉がある。
           通夜帰り 足もと点す 石蕗明り     つるばみ

2008年12月15日月曜日

素敵!!


 昨秋、イタリアへ旅をした。ヒースローからミラノへ、ベローナ・ベネチア・ピサ・シエナ・フィレンツエへ、ユーロスターイタリアでトスカーナの風景をみながらナポリへ、ポンペイ遺跡・カプリ島・ローマと。
 あちこちの町でおまわりさんを見かけた。カッコイイ~!女性のおまわりさんは髪形も化粧も華やか!バールでカプチーノを飲んでる様は、撮影中の女優さんみたい!
 帰路、飛行機の中で、添乗員さんに「警察官を撮ったの見つかったら大変だった!」と叱られて、自分の危機管理意識の低さを反省しました。

2008年12月14日日曜日

屋根に猿が飾ってあった。


 10月に近江路を旅した。
比叡山の麓の門前町・坂本の町には、穴太衆(あのうしゅう)積みの石垣が苔むして残っている。坂道は比叡山に続く。琵琶湖を見下ろしながら歩いて西教寺(天台真盛宗総本山)へ行き、宿坊に泊まった。
 織田信長の比叡山焼き討ちの後、築かれた坂本城の城主になったのは光秀だった。寺の総門は城門を移築。鐘楼の鐘は陣鐘だそうである。
 翌朝、早朝の勤行に参加して、広い敷地を散歩した。明智一族の立派な墓や搭などもある。坂本の町の屋根に猿を見つけた。山には猿も沢山いるらしい。     「じょうびたき静かに寺の障子明く」   つるばみ     
 * じょうびたきは、ツグミ科の小鳥で、北からの渡り鳥。   ヒーッヒーッカッカッ と啼いた。

2008年12月12日金曜日

鈍牛

 今年は早々に4種の年賀状が出来上がった。佐和子さんの指導で、素敵な4種の年賀状です。出す相手の顔を思い出しながら、住所もプリントアウトした。
「良いでしょう!作って上げましょうか?」と 夫に尋ねたら、「鈍牛で頼む。」と。 ‘鈍牛’って? 大辞林を引いたけれどのっていない。どうやら彼の造語らしい!「愚直な牛という意味だよ。」と のたまふ。彼は牛年生まれだよなあ!と 妙に、腑に落ちた!
 何十枚も試作品を作って、2種の年賀状が出来上がりました。

2008年12月10日水曜日

りんごや

 上野の森から帰りに、根津へ寄り道をした。
不忍通りを入って細い道を少し行くと‘りんごや’さんがあった。ガラス戸を開け放してあって、喫茶店というよりは、近所の人のたまり場という暖かい場所でした。席に着くと、優しそうな佇まいの女性が‘うさぎのりんご’を2切れ持ってきた。スープとパンを注文した。通る人も挨拶して通る。自転車で来て、ふっと、入って写真だけみて帰る人。若いママが絵本を手にしてお喋りしている。3人の人が 、ゆったりとお茶を飲んでいる。紅茶のポットには手作りの帽子が被せてあった。
写真は「谷中の撮影会」で撮られたもので、入賞したのが20点くらい飾ってあった。どの写真もモノクロで、下町の様子に近しい懐かしさを憶える。
 田村彰英先生が選ばれた作品には、繊細な優しい眼が感じられた。皆さんドイツのローライ(Rollei)社のカメラで映しておられると書いてあった。世界の一流紙にその写真が載り、何冊も本を出されているが、下町を愛して肩肘はらない姿勢の先生はとってもオシャレだと思う。
 ドイツ製のローライ(Rollei)のカメラって?と思って Wikipedia を開いてみた、ウーム!三眼レフステレオカメラもあった。 写真家の方々ってお金がかかるのねえ。
 りんごやさんの前には、2mくらいのオリーブの木の鉢があった。美園会の写真もこんな場所に展示したいなアと思った。

2008年12月9日火曜日

報告書

 市役所から公の花壇へ助成を受ける時には、最初に申請書・届出書(土地の所有者に植えていいか、何かあれば私が全責任を負います。)を提出した。
許可が下り、助成が決まってからは、3ヶ月に一度「種苗等支給申請書」をみどり課へFAXで送り、指定した日時に苗の支給を受ける。 花壇の作業の日の10時に届く。
 苗が着いたらすぐに写真に撮っておく。植え付けが終わったら、その様子を写真に撮っておく。
作業が終わってから「種苗等植え付け完了報告書」を書いて、受け取り時・作業中・完了時の写真を貼って、みどり課に送る。ポストに落として、ほっとして飲むお茶は美味しい。

2008年12月8日月曜日

葉牡丹(花キャベツ)・アブラナ科


 今日は、中庭花壇に葉牡丹を植えました。
市の都市計画部・みどり課から支給された葉牡丹50個です。直径30~40センチもある立派なものである。その見事さに驚いた。
 一年前、「市から公の花壇に苗が貰えるらしい!」という噂を聞いて市役所へ尋ねてみた。「調査して、現金か種苗を助成します。」という返事だったので、すぐ申し込んだ。調査に来る日は、花壇倶楽部総出で出迎えた。「公道に面した場所に助成しています。50個の苗を3ヶ月に1度の割りで届けます。」という事になった。
 あれから一年間にベコニア・ポーチュラカ・なでしこ・カランコエ・そして葉牡丹を植えてきた。皆で考えながら作業するのは楽しい!!

2008年12月7日日曜日

地震防災ハザードマップ

 日曜日の午前中は、防災訓練があった。
市役所の災害対策室の上山氏が来て、ハザードマップの説明をされた。市内の安行辺りは、ローム粘土層の台地で安全らしい。その他の地域の地質は荒川・中川の堆積した砂地・粘土・ローム層粘土質だそうだ。
危険度を50メートルメッシュで7色の色分けで表してある。白は100%安全で芝中学校は白だった。芝中学校は小高い所にあり、見事な桜の木がぐるりと学校の周りを取り囲み、毎春、近隣の人々を 楽しませて呉れている。近所の米屋さんが「俺たちが卒業する時に植えたんだよ!」と話していた事を思い出した。
 建物にもよるけれど、環境を意識して生活することは大切!!
年末恒例の餅つきも行われていて、防災用豚汁につきたての餅を入れて御馳走になった。ビールも。 

2008年12月2日火曜日

下を向いて歩こう!


 3年前、「マンホールの蓋は大変面白いですよ!」というお話を聞いて、仙台市内のマンホールの蓋の写真を、沢山見せて頂いた。仙台には、五年も住んでいたのに全く気が付かず…。それ以来、下を向いて歩いている。
 10月に戸田中央産院の側を歩いている時に出会ったものは、「あーっつ!きれい!」と声を上げた。3歳の桜ちゃんのスニーカーと撮ってみた。何色も使ってある。戸田市には、荒川沿いにボートコースがあり、沢山の艇庫もある。競艇もあります。学生時代の息子は、春・夏・冬休みには艇庫に住み付いていた。朝日に輝く荒川を、滑るように進む‘エイト’の姿は 美しい。