2009年3月31日火曜日

観桜会

 中庭に、樹齢30年近い桜の大樹がある。毎年3月中旬から、W氏が毎朝10時の開花の様子と気温をホームページに載せられる。前年の同じ日の様子も並べて載せてある。昨年の今日は、ほぼ満開だった。ここ一週間の気温が上がらなくて、今年の開花は足踏み状態です。
 その下で、ご近所の方々とシートを敷いてお花見弁当を食べた。風も無く、陽射しとアルコールで段々と暖くなってきた。桜の枝にメジロの夫婦もやってきた。お花見の日に雨が降ってきて、机に桜の枝を置いて、集会室でお弁当を食べた年もあったなあ。又、或る年には、盛りを過ぎてハラハラ散る下で、コップのお酒に花びらが舞い込み飲んだ年もあったなあ!
 今日は平成20年度末日で老人会の会計を締めた。2年前から仰せつかって、よく判らないエクセルを教わりながらしている。何度も何度も聞く私を、根気良くT氏が教えて下さる。会計簿はCD-Rに落として保管している。予算は小さくても、責任は重い。監査が済み、総会が終わらねば一年が終わらない。

2009年3月21日土曜日

つくし

「はい!つくし!昨日取ってきたのよ!半分づつね!」 と、ご近所の Iさん(83歳)が下さった。いつもニコニコと元気で優しい。毎日スポーツクラブで、体操、水泳をして、民謡も唄っておられる。早速、ハカマを取って茹でて、今夜の一品にと‘つくしの卵とじ’を作った。苦味・えぐみに春の香りがした。
 毎年、行われる虫歯予防デーの‘8020運動’へ申請書を書いて上げなくては。「80歳以上で20本以上の歯がありますか?」という催しだ。Iさんは、歯医者さんに、「23本ありますよ!」と云われたそうだ。昨年は、Kさん(84歳)を推薦したら10名の中に残られ、9月に市長から表彰された。奥様が「主人は恥かしいと云っていたけれど、内心とっても喜んでいるのですよ。」とおっしゃられた。80歳を越えて、健康で歯が20本以上残っているというのは、中々難しい事のようだから、喜ばしい事だと思う。
 

2009年3月18日水曜日

オレンジ色のコート

 急に暖かい日々が続く。東大寺の二月堂のお水取りも終り、もうお彼岸に入るので本当の暖かさになった。まだ、花冷えの日があると思うけれど、ダウンや厚いコートの手入れをして、仕舞う準備を始めた。
 古いアルバムからの写真だけれど、3歳頃の娘が着ているオレンジ色のコートは、昨冬、孫娘が着た。その姿を見ていると、時間が逆戻りしたように思えた。2年後には、下の孫娘が着るだろう。
 それにしても、夫も私も、まるで別人である。
今年の桜の開花は早いなあ。あんまり早いと、散ってしまうのも早くて寂しい。   「花びらや水上バスの屋根に飛ぶ」   つるばみ

2009年3月16日月曜日

「はやかけん」

 高度600M位まで下がると、高速道路の車もビルの窓も船が水脈ひく様子も、はっきりと見えてくる。海から回り込んで街を見ながら福岡空港へ着陸した。6ケ月と3歳半の子がいる娘一家が、名古屋へ転勤になったので手伝いに行った。
 博多弁は可愛い。「おばあちゃん!これ欲しいと?じゃあ半分上げるけん!」と愛らしい。3月7日(土)からの福岡市地下鉄のICカードの名前も「はやかけん」と可愛い。
 もう一度、能古島(のこのしま)へ行きたかったけれど、忙しくて行けなかった。渡船場から10分で渡れる四季折々の花の島。今頃は菜の花が咲いているだろう。以前行った時に、島の小高い広場に‘のろし台’があった。防人が島からの通信手段として、のろしを上げ太宰府の国司に情報を送ったと聞いた。今一度尋ねて太宰府の方向を眺めたかったなあ。    博多最後の夜は、予約してもらった‘もつ鍋’を美味しく頂いて、中洲川端の屋台を見学した。春吉橋から見ると川面に、様々な明りが揺れて美しい。そこから趣を変えて、グランドハイアットホテルのバーへ落ち着いた。緑色の瞳のハンサムなアメリカ人が、ガラスのグランドピアノを弾きながら、語るように歌っていた。モンティの瞳に似ていた。映画「いそしぎ」の「theshadowofyoursmile」を久し振りに聴いて、映画の中のカリフォルニア海岸の風景や‘いそしぎ’の鳴き声をも思い出した。
 写真が又、横に90度回転してしまった。おせち料理が回転したのは良いとして、もつ鍋がひっくり返っては、火傷をしてしまうなあ。

2009年3月6日金曜日

パキラ(パンヤ科)

 10年以上経つ‘パキラ’の鉢植えがある。天井に届くまでに大きくなってしまって、だんだん弱ってきた。植え替えの作業は大変!枝を切り取り、挿し木で育てても、グングン大きくなり生命力がある。今、又増やそうと思って水に漬けました。‘パキラ’も花が咲き、1~2センチくらいのラグビーボールの様な実がなるそうだけれど見た事はない。原産国メキシコの人達は、生で、炒って実を食べるという!どんな味なのだろう。
木の実の味は、なべて濃(こく)がある。
 このグラスを見るたびに、いつも笑ってしまう。ピサで、斜塔・ドウオモ・洗礼堂のある広場で、黒人の物売りから5ユーロで買った。
 ピサの斜塔のように斜めっているこのグラスで、水を飲むと楽しい。