2013年1月9日水曜日

左手のピアニスト 智内威夫

正月三が日も過ぎての第一日曜日に、ご近所誘い合って‘智内威夫ピアノリサイタル’へ出かけました。
新年の挨拶を交わしながら、「ニューイヤーコンサートね!」と云いながら、埼玉会館へ行きました。会場の大ホールは満席で驚きました。
主催は‘いのちの電話’で、入場料は無料でしたが、帰りには皆さん次々と募金していました。
智内氏は、東京音大卒業後、数々のコンクールで入賞、ドイツ・ハノーファー音大留学中も、数々の賞に輝きながらも、右手に局所性ジストニアを発症し休学、3年間の治療、リハビリされて後、左手のみで行った卒業試験で、最優秀の成績で卒業されたそうです。
その後、左手のピアニストとしての演奏活動は大勢の人々の心を捉えています。
素晴らしいテクニックと音色に魅了されました。
演奏会の始まりは、いつもシューベルトの‘アヴェ・マリア’で、「祈るような気持ちです。」とおっしゃっていた。
シュ-ベルトの‘魔王’は、ご自身の編曲で。宮沢賢治の「星めぐりのうた」は千花氏の朗読と共に。スクリャービンの「前奏曲と夜想曲」。等など。
2時間は、夢見心地の中で終わりました。
帰り道に、「今年一年は、感謝する日々、思いやりのある日々を心がけよう!」と思った。
ハンディキャップを持つ人々に道を示す‘左手のアーカイブ’というプロジェクトも設立し活動しておられる。

http://tchinai.com/


0 件のコメント: