2013年1月3日木曜日

箱根駅伝

1月2日、小田急ロマンスカーが小田原へ近づくと、窓外に、赤い読売新聞社の旗を持っている大勢の人々が、沿道に見えてきた。
風が強いようで、何もかもはためいている。車内には、一気に駅伝気分が湧いているようだ。
箱根湯元駅に降り立つと、「あと20分ほどで選手たちが通ります!応援してください!」と アナウンスしていて、自然に誘導されて沿道に割り込んだ。
丁度12時20分頃だったので、観戦してから食事をすることに決めた。

道路にはみ出さないように綱が張ってあるが、広報車が「旗は前に突き出さないで下さい!選手が走り難く、危険です!」と云いながら、ゆっくりと走って行く。
「5区にタスキがわたったぞ!一位は東洋大だ!」と ラジオを聞いていた夫が言った。スマホではない。


皆なドドッと身を乗り出していると、やがて青いユニフォームの東洋大が見えてきた。「トシキ~」と口々に叫んでいる。名前を呼びながら応援するんだア!と感心していると、今度は日体大がやって来た。「ショウタ~」と叫ぶ。

次に、エンジ色の早稲田がやって来た。「シュウヘ~」次々とくる選手の名前を調べている人がいて、大声で音頭をとっているようだった。
選手は、苗字や大学名を言われるより、名前で呼ばれる方が元気が出るだろう!と思う。
選手たちの後ろ姿は、とても華奢にみえた。

向かい風が強いけれど、山道になったら、どうなるんだろう?と心配した。
ロマンスカーの中でも「今日は、強風の為に海賊船もロープウエーも運休しております。他の交通機関をご利用下さい!」と放送していたっけ。
15~6人が通過した後、幼い子連れなので、混まないうちにと‘箱根蕎麦’を食べました。
店内のテレビでは、もう山道を登ってゆく苦しそうな様子を映していた。

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