2011年4月1日金曜日

七宝町

 宝石のような七宝焼きの故里といわれる‘七宝町’へ出かけた。ホームから線路を歩いて渡って、無人駅に行くと誰もいない。
‘七宝焼アートヴィレッジ’の方向が判らなくて途方にくれていると、自転車の二人連れがきたので訊ねると 「遠いですよ!」と教えてくれた。バスもタクシーもないと言う。女の子が携帯でタクシー会社を捜してくれたけれど「あれっ?新潟の会社だ!」と言うので、「新潟から呼ぶのはちょっとね!」と 言って三人で笑った。
「自転車乗れますか?一緒に行きます。僕走るから!」と 言ってくれた。「もう十年くらい乗ってないの!」「ええーっ!この辺の婆ちゃんは皆乗ってますよ!」と又 笑った。
爺ちゃんを呼んで車で連れてって貰おう!と 相談し始めたので 「隣の木田駅へ行ってタクシーで行くから!」と お礼を言って手を振って別れた。高校生の頃の春休みに、好きな男の子と自転車デートは楽しそうだなあ!

‘七宝焼アートヴィレッジ’は畑の中にあり遠くから見える。和風の平屋建てで地元の人々に様々な形で開放されている。
オランダから輸入されていた七宝焼きを、江戸時代末期に梶常吉が製作に成功し、尾張七宝はこの地の職人たちにより輸出するまでになったと紹介されてある。銅線を埋め込む製作工程が詳しく展示してあった。
ゴットフリート・ワグネル(1831~1892)が、この地で釉薬の指導した時期があったと紹介されていた。


                                        

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