2012年10月23日火曜日

聖橋

車の流れの激しい本郷通りより、1本入った道を歩いて‘神田明神’へ行く途中に、珍しい飾りがありました。厄除けだろうか?中山道と書いてあった。


江戸時代から続く‘甘酒の天野屋さん’は、相変わらず客が多い。塩麹を買いました。「おばあちゃんはお元気ですか?」と店の人に聞くと「93歳になりました。今美容院へ行ってるんです!」とのことだった。
病院じゃなくて、美容院なのが素晴らしいなあ!と嬉しく思った。
明神さまにお参りして、右手の‘獅子の子落とし’の岩の彫刻を見た。

‘湯島聖堂’の静かな佇まいに、心洗われます。昌平坂学問所の伝統を引き継いで、今も中国古典文学を中心にした講座が開かれています。
講座は受けないと思うけれど、表を頂いた。
塀に凭れて、御茶ノ水のほうを望むと、ニコライ堂の丸い屋根が見える。

聖橋まできて、神田川を隔てた向こうに、丸い屋根が大きく見えた。
10年くらい前に、友人の御主人の葬式が、ニコライ堂の一室で行われた。ロシア正教の信者だったなんて!聞いていなかったので、大いに戸惑った。
お香典の表は、何んて書けば良いの?さんざん相談して、お花料にしたんだっけ!
僧が棺の周りを、煙の出ている大きな鈴のようなものを、振りながら歩く。参列者は、夫々ロウソクを持って、祈りの言葉を聞いていた。ロウソクの蝋が、手に垂れない様に、漏斗状の紙で支えてあった。煙がもうもうと立ち込めた情景を思い出した。


0 件のコメント: