2011年6月6日月曜日

ネジバナ (ラン科)

             
 日当たりの良い野原や芝生の中に‘ネジバナ’を見つけた時は嬉しい!
花言葉は「思慕」。太い茎に纏わり付くようにせり上がり咲く様をいうのだろう。右巻き・左巻きがあるという。ピンク色しか見たことがないけれど、白や緑色もあるとか。
盆栽仕立てにする人もあるそうだけれど、育てるのは難しそうです。

「奥の細道」を辿る旅をした時に、福島で‘文知摺石’を見た。
巨石にねじれ模様があり、そこに麻糸で織った布を当てて、草を摺り込んで染め、模様を浮き上がらせたといわれている。
「陸奥(みちのく)の偲ぶもじずり誰ゆえに乱れ初めにし我ならなくに」 源融(みなもとのとおる)
やはり恋しい心を詠っている。
芭蕉が文知摺観音堂を訪ねたのは、6月17日だった。

2 件のコメント:

leaf さんのコメント...

多分、こちらでネジリ草と呼んでいる花ですかね~
この時期、目を凝らすと草に交じってスーと立っていますよね
まるでこよりをよったように・・・

確か、中学生の頃だったと思うけど「・・・乱れそめにし われならなくに」の「われならなくに」を、自己流に「自分なら泣くだろうに」と訳したのを思い出しました~
今にして思うと、あながち見当はずれでも無いような・・・

それにしても万葉の恋歌は、老体の身には一寸刺激的で怖いくらいですね~


leaf

つるばみ さんのコメント...

leaf さん

 真面目な中学生だったのでしょうね!
カワイ~イ!

 きっと‘ネジリ草’と同じだと思います。
イタドリも‘カッポン’て言っていました。野の草は地方で呼び方が違いますよね!

 先日ネジバナを見ていたら、花に沿って蟻が登っていて、面白かったです。

15年前の5・6・7月と通っていた自動車教習所の芝生に沢山咲いていて、毎日楽しみでした。授業は楽しくなかったけれど。