2013年6月24日月曜日

生麦事件参考館

ビール工場を出て、旧東海道を歩いていると、生麦事件の事件碑(碑文 中村正直)がありました。
文久2年8月、京都へ戻る島津久永の一行と、川崎大師へ行く途中の英国人4人が行き会って事件がおきた。
リチャードソンが、腸を溢しながら馬で逃げて、絶命した場所は、今高速道路工事中のため、碑が移されています。
第一京浜を渡って、蕎麦屋の角を曲がると、洋館の一部が参考館だった。
奥には、酒の記念館もある。
代々酒屋さんだった浅海武夫氏が資料を集めて作られた私設館です。
事件のあらましをビデオで1時間学習して後、資料を見た。
殆ど何も知らなかった私には、歴史を繙くきっかけになると思い、小冊子(300円)を求めた。
浅海氏の臨場感溢れる文章と元防大教授平間洋一氏の「英国から見た薩英戦争」が載っている。
帰り際に覗いた酒の記念館に、花見弁当箱と酒箱の組み合わせと酒樽があった。
酒樽の横に渡した先から、お酒を注ぐような工夫があって、楽しく撮らせて頂いた。



この資料館を作るきっかけは、浅海氏45歳頃に、鹿児島から事件碑を見に来た人が、「なぜ近代日本の礎になったような事件の現場に、資料がないのですか?」との問いかけだったそうです。
昨日、図書室で、検索し、吉村昭著「生麦事件」を予約した。




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