2013年8月28日水曜日

「御所の花展」 安野光雅(1926~)

日本橋高島屋で今日から開催されているので、友人と鑑賞に出かけました。
天皇皇后陛下の住まわれている御所(吹上御苑)の周りには武蔵野の自然や原生林が残されています。
「皇居の自然は、自分たちのものではない。」というお考えで、折にふれて紹介されているけれど、二年間かけて、安野氏が写生され本になりました。
130点の水彩画は、春夏秋冬の野の花々、木々の花や実で、埋め尽くされていました。



春・コブシ、トサミズキ、カタクリ、エビネ、ヤマボウシ
夏・ヤブラン、ホタルブクロ、被災地のヒマワリ、ノカンゾウ
秋・オミナエシ、ワレモコウ、ガマズミ、シュウメイギク
冬・シナマンサク、サンシュユ、コウバイ、ハクバイ
美智子さまに贈られたバラや葵の紋に使われたフタバアオイや古代ハスも描かれていました。
自然を写しているようで、それだけではないように思えた。
映像の中で「花は自分が美しいことを知っているだろうか?他の花が自分よりもっと美しいと思うのだろうか?較べたりはしないだろう!あるがままの姿です。」と。

   あるがまま生きる日々なり夏終わる  つるばみ

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