2013年8月24日土曜日

オーボエ サロンコンサート 及川寛繁

ライプティヒ交響楽団の首席オーボエ奏者として活躍しておられる及川氏が、夏休みで帰国されて、今年もコンサートを催されました。
ピアノは垣内敦さん・ファゴットは山田知史さんで、お二人とも音大を出られた後、ドイツで学ばれ活躍されています。
及川氏は、いつも初心者にも分かるように、曲の説明をして下さるので、演奏会の後、満足感があります。
最初に、C.P.Eバッハ(J.Sバッハの息子)作曲のソナタを、三人で演奏された。
これは、18世紀半ばの絵画で、真ん中でフリードリッヒ国王がフルートを吹いていて、チェンバロを弾いているのが、C.P.Eバッハです。右端の壁に寄りかかって聞いているのが、J.J.クヴァンツで、国王のフルートの先生。
二人は、この時代の楽器の奏法を書き残し、今も貴重な資料として、重要なものだそうです。
また「アリとキリギリス」(ドラティ作曲)・「春の海」(宮城道雄作曲)という情景を、楽器で表現している曲も繊細でよく判る。
圧巻だったのは、F.プーランク作曲オーボエ、ファゴット、ピアノの為の三重奏でした。
C.サンサーンスのソナタを聞きながら、「そろそろ暑かった夏も終わるのだなア~」と沁み沁みしました。
ロビーで、若くて美しく賢そうな奥様に、ご挨拶したら「blog 時々読んでいますヨ」とおっしゃって下さった。

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