2013年11月4日月曜日

成川美術館

川口市制施行80周年記念事業として、日本画展が文化センター・リリアで開かれています。
元箱根にある成川美術館のオーナーで、館長でもある成川實氏が市内に住んでおられる縁で、その協力で41点(14名)を展示して下さった。(無料)
11時からは、日本画家平松礼二氏のギャラリートークがあるので出かけました。
7月~10月31日までフランスのジベルニー印象画美術館で、個展を開かれて帰国されたばかりでしたが、その折の様子を語って下さった。
ジベルニーは、人口500人の‘モネの家’のある町です。
お世話された仏人の女性教授・評論家の方々が、やまと絵や浮世絵がフランスの絵画に与えた影響。個展の評判が素晴らしくて、書籍が全て売り切れ、追加した事。‘桔梗が原’について話された。
狭い会場なので、一番奥の「敦煌鳴沙・敦煌三危」平山郁夫 大屏風の前で、市長・駐ドイツ大使・成川實氏の挨拶を聞いていたけれど、「桔梗が原」平松礼二 の屏風の方へ移動。
平松氏が「平山先生の絵にお尻を向けて話すのは申し訳なくて、すみませんが。」と言われて、成程と思った。
平山先生とは家が近く、毎朝近くの神社にお参りされておられるのを、見かけられたそうです。
会場は、立錐の余地もない状態でした。
終わって、そこここで先生方に質問して、輪が出来ていた。待っていて、成川氏に失礼とは思いつつ聞きました。
「いつ頃から絵画を集めようと思われたのですか?」
「結婚して家を建てた時に、壁に絵が欲しいね!と銀座の画廊で求めたのが最初です。それからです。」とおっしゃった。上品な雰囲気で、上質な背広を着てらして、ネクタイが好もしかった。
昭和63年に開館した箱根の美術館を、昨夏訪ねました。多くの作品は、戦後の日本画で、これからの画家の作品もある。
ロビーから見える芦ノ湖・箱根神社の赤い鳥居・その向こうの大きな富士山は、NHKの正月や天気予報でよく見ます。
その風景が見える全面総ガラス張りのティールームの食器は、全て芸術品で壊さないかとヒヤヒヤした。
庭の彫刻と夏の花々の間でも遊びました。

「友千」 牧 進 花鳥画
箱根の美術館内で買ったストール!
      

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